大山環状道路スノー・ハイキング(テレマーク・スキー)

2000年1月29日

鳥取県西伯郡大山町

 

標高1,711m(弥山)・大山隠岐国立公園・桝水高原スキー場・横手道・一ノ沢・二ノ沢・三ノ沢

 


溝口I.Cから大山

 米子自動車道の溝口I.C付近からの大山。まさに伯耆富士と呼ばれる通り小ぶりの富士山そのものである。右の電柱の間に烏ヶ山が少し見えている。溝口I.Cから桝水高原スキー場へ向かう、スキー場の積雪情報では170cmとなっていた。

桝水高原スキー場の一番右の長いリフトに乗り標高差250mを稼ぎ、リフト終点からすぐ右の道を進んで行った。この道は横手道でなくスキー場の右のゲレンデに出てしまった。ゲレンデを滑り降りまた振り出しに戻る(ガックリ)。横手道はリフト終点から少し登ったところにある。


大ノ沢から大山

 横手道をテレマーク・スキーで歩いて行く、まず大ノ沢を横切るここは大山環状道路(県道45号)ではシェルターで越えるため解からない。ここからは眼下に弓ヶ浜、中海、島根半島の大パノラマが楽しめる。幾つも重なった堰堤の奥に大山が姿を見せる。


一ノ沢からの大山

 大ノ沢を越えると横手道は終わり、大山環状道路(県道45号)に合流する。環状道路は桝水高原スキー場から奥大山まで冬季通行止めとなっていて、この道路を進んで行く。道路には先行者のワカンのトレースがあり比較的楽に一ノ沢に着く、一ノ沢では先行者3人が写真を撮っておられた。

一ノ沢は大山南壁では一番大きな沢であろう、ここから見る大山も素晴らしい。しかしここは雪崩の危険もあるので通過には注意すること。道路の下流の一ノ沢は雪で埋め尽くされ大平原となっている。


二ノ沢からの大山

 一ノ沢からは先行者のトレースも無く、重くて深い雪の道を進んで行く。今日は気温も高くベタ雪で滑らず、スキーにくっつき重く時間がかかった。ここから見る大山は一ノ沢よりさらに回り込む為、南壁全体が見えてくる。写真右手に二ノ沢の堰堤が重なって見える。

 ここで昼食にする、昼食の場所を作る為にスキーで踏み固めるがスキーを外すとさらに潜るので、また足で踏み固め苦労してやっと出来る。雪は2mぐらいありそうだ、ここでいつもの豚汁を作って買ってきたコンビニ弁当を食べる。やはり冬は暖かいものに限る。


三ノ沢近くの文殊堂

 昼食をすませ二ノ沢から三ノ沢へ向かう、三ノ沢近くの文殊堂は静かに雪の中で眠っているようだ。道の両側は西日本一のブナ林がみごとである、無雪期に車で走っていると気がつかない自然が冬場だけは息づいてるようだ。道にはいろいろな動物の足跡がいっぱいついている。


三ノ沢からの大山

 三ノ沢から見る大山は南壁がすべて見渡せ素晴らしい。右から弥山1711m、剣ヶ峰1729m、天狗ヶ峰、槍ヶ峰である。さらに右の烏ヶ山1448mは山の陰になり残念ながら見えない。ここから大山の展望台である鍵掛峠へ行く予定であったが、ベタ雪でスキーが滑らないので予定時間を大幅に越えてしまっていたので諦めた。

 今度はもう少し雪が締まった時期に来てみたい、今回は雪が多い上にベタ雪でありテレマーク・スキーには最悪のコンディションだあった。しかし天気は快晴で素晴らしい展望が楽しめた。

 今回のコースは大山を縦から見る所(伯耆富士)から出発し、大ノ沢、一ノ沢、二ノ沢、三ノ沢と南壁を回り込み次々と姿を変えて行く大山を楽しめるフィールドであった。標高900m程度。


  「クロカンマップ1」(白山書房)を参考にした。

桝水高原スキー場 → 三ノ沢(昼食含)      4時間

三ノ沢 → 桝水高原スキー場            40分

    ※雪の状態により大きく変わる 本では約1時間50分。

                              GORO−


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