扁妙の滝(笠形山)

1999年11月13日

兵庫県神崎郡神崎町

市川水系越智川源流・扁妙の滝 落差65m・グリーンエコー笠形・

 扁妙の滝へは昨年2月に凍った滝を見に行ったが、今回は先週行った霧ガ滝・赤滝に刺激され紅葉の滝を見たくて出かけた。天気も快晴、前日降った雨で滝の水量も多く紅葉の滝と笠形山の展望を楽しんで来ました。


扁妙の滝

 滝見台からの扁妙の滝は、周囲の渓谷美に溶け合い大きなスケールで四季を通じて美しい。落差は65mと県下で5番目(扇ノ山系の霧ガ滝と氷ノ山系の布滝と肩を並べる)であるが、渓谷美を含めた雄大なスケールでは県下一かも知れない。枯葉が谷を吹き上げる風に舞い上がりいつまでも漂っている。


滝見台

 笠形山への登山道の最初の木のベンチから谷の方へ踏み跡をたどった岸壁の一角から見る滝見台。写真真中より少し上の白い屋根が滝見台である。ちょうど谷に突き出しており、滝を見るのに絶妙の位置にある。


上部からの滝

上の写真と同様の位置、滝の真横から撮ったもので右の陰の部分に滝の一部が見える。目もくらむような高い絶壁の上から覗き込む、ファインダーを覗くと視野が狭くなり立っているのに不安を覚える。

 渓谷は緑と紅葉のコントラストが美しいが、今にも岩ごと谷底へ落っこちそうなスリルがある。


笠形山頂から笠の丸

 滝見台からの登山は、滝の左の尾根をトラバースし、やがて扁妙の滝の上部の流れにぶつかる。その渓流に沿って行くと「水の広場」を通り、杉林の急な尾根を登り登山口から約1時間30分で市川町の笠形神社からの道と鞍部で合流すると頂上はすぐである。写真は笠形山山頂から笠ノ丸を望む。


 

笠ノ丸から頂上

 下山時にちょっと笠ノ丸に寄り道してみた、ここには休憩所とトイレがある、展望はあまり良くないが頂上は見える。ここから頂上までは約25分である。


扁妙の滝

 下山時にもう一度滝見台に立ち寄る。午後には日差しが谷まで入るが写真のように滝の下半分には日があたらない。冬季には素晴らしい氷の滝となる。


 グリーンエコー笠形(駐車場)⇒ 滝見台    約20分

   滝見台 ⇒ 笠形山頂             約1時間

   山 頂 ⇒ 登山口(駐車場)         約1時間


メニューに戻る