穂高岳・槍ガ岳その1(前穂高岳・奥穂高岳)
1999年7月28〜29日
長野県南安曇郡安曇村
岳沢・紀美子平・前穂高岳標高3,090m・吊尾根・奥穂高岳標高3,190m・北アルプス中部山岳国立公園
1日目 上高地−岳沢ヒュッテ
2日目 岳沢ヒュッテ−紀美子平−前穂高往復−吊尾根−奥穂高岳−(穂高岳山荘−涸沢岳−北穂高小屋)
岳沢から六百山・上高地
上高地(標高1、500m)のバスターミナルの2階(村営食堂)で昼食のべんとうを買って岳沢を登って行く。深い針葉樹林の中でべんとうを食べなお登って行く、途中に風穴があり涼しい天然クーラーの風に一息つく。
写真は岳沢のガラ場から上高地、大正池を見下ろしたもの、河童橋も見え写真のフラッシュがときおり光っている。登山道がガラ場から離れダケカンバが目立つようになると、まもなく岳沢ヒュッテ(標高2,170m)が見えてくる。標高差700m、4Kmの工程である。
重太郎新道上部
岳沢ヒュッテ(標高2,170m)はあまり混んでなく快適であった。今日は標高差1,000mを登る、ヒュッテからガラ沢を渡り天場を越え奥明神沢のジグザグの道を登る。
最初の鎖を登りカモシカの立場と呼ばれる展望台に出る、今日はガスで何も見えない。鉄バシゴ、数カ所の鎖を過ぎ写真は稜線に近いと思われる。
西穂-奥穂の稜線
重太郎新道を更に登って行くと左に西穂への稜線が近づいてくる。見下ろす上高地、岳沢ヒュッテは登っても、登っても遠ざかることがなくいつまでも見えている、高度だけを稼いでいる感じである。何度か鎖を越えるとまもなく紀美子平に着く。やっと稜線に着いたという実感である。
紀美子平
紀美子平へザックを置き、空身で写真後方の前穂高へと登る、最初はかなりキツイ登りであるが頂上へ近づくにつれ傾斜も緩くなる。
頂上は思ったより広い、晴れていれば最高の眺めであろうが今日は強風とガスで展望は全くきかない。それでも私にとっては初めての前穂高岳頂上であった。奥穂、北穂は2回ぐらいは登っているが前穂はなかなか機会が無かった。頂上で記念撮影をして早々に降りる。
吊尾根を行く
前穂から紀美子平へ戻り吊尾根を奥穂高へと向かう。(写真は同行者)ガスで見通しが利かないので、もくもくと歩く、前穂への分岐(最低コル)も過ぎ、やがて奥穂高岳に着く。
奥穂高頂上
奥穂高岳頂上に到着、真中の高い所に社、その下にも新社があった、左奥が方位盤のある頂上。この天気で3パーティのみの頂上ある。強風を避けるため写真右の大きなテラスで昼食、コーヒーとビスケットで簡単な昼食を取る。