穂高岳・槍ガ岳その4(岳沢・北穂高・槍・横尾)

1999年7月28〜29日

長野県南安曇郡安曇村

没にするには惜しい写真を何枚か集めました。

1日目 上高地−岳沢ヒュッテ

2日目 岳沢ヒュッテ−紀美子平−前穂高往復−吊尾根−奥穂高岳−穂高岳山荘−涸沢岳−北穂高小屋

3日目 北穂高小屋−大キレット−南岳−中岳−大喰岳−槍ガ岳−槍ガ岳山荘

4日目 槍ガ岳山荘−槍沢−横尾−徳沢−上高地


深い針葉樹林の道

観光地の上高地を抜け、岳沢の登山道に入ると急に静かになる。オオシラビソ?のうっそうとした林の中は多くの鳥がさえずり心が和む、空気は美味しいし、これから始まる穂高-槍の厳しい縦走のプロローグに最適な小径である。岳沢ヒュッテまで2時間20分の行程。


北穂高小屋より東稜

夕暮れの北穂高小屋からガスの晴れ間に時々見える北穂東稜?、時おり見える大キレットから槍ガ岳の稜線はナイフ・エッジで明日の不安を駆り立てる。雲が湧く絵に描いたような夏山の午後。


飛騨乗越より殺生ヒュッテ

飛騨乗越より槍沢に立つ殺生ヒュッテがガスの切れ間に見える。正面は東鎌尾根の表銀座コースである。かつて歩いた遠い日が懐かしい。明日はこの槍沢を下る。


槍の肩より笠ガ岳

朝、槍の肩から見た笠ガ岳、この山は私にとってはあまり魅力が無く、また独立峰なので行く機会を逃している。もう少し年を取った時に置いておこう、常念岳、蝶ガ岳と同様に穂高、槍の展望台として!昔?笠ガ岳山荘から寝ていて星が見えると言う話を聞いたことがある、今もそうなのかな?

この谷からは蒲田川が産声をあげ高原川、神通川となり日本海へ注ぐ。


槍の肩より硫黄尾根

左が西鎌尾根で、赤茶けたいかにも硫黄の名前がぴったり合う硫黄尾根。硫黄尾根の向こうは鷲羽岳、水晶岳に続く裏銀座コースの山々の尾根。

硫黄尾根を挟んで高瀬川、裏銀座尾根の向こうは黒部川の源流。槍で別れた高瀬川と梓川は(安曇野節か何かであったような?)安曇野の明科町で合流し犀川となる、さらに千曲川そして信濃川の大河となり日本海へ注ぐ。


横尾より前穂北尾根

長い槍沢を下り、横尾から明神へ少し歩いたあたりから見た前穂高北尾根、2日前に登ったことが信じられないぐらい高くて遠い山の頂。厳しい縦走のエピローグを飾るのにふさわしい素晴らしい眺めである。

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