氷ノ山(仙谷コース−三ノ丸西尾根コース)

2000年8月26日

鳥取県八頭郡若桜町春米

標高1510m・氷ノ山後山那岐山国定公園・甑岩・加藤文太郎・イヌワシ・ブナ原生林


仙谷コース登山口

 今年5月連休のテレマークスキー以来の氷ノ山である、今回は鳥取県春米の仙谷コースから頂上に登り、頂上から三ノ丸(1464m)に向かい三ノ丸西尾根を下り、スキー場のリフト終点付近より自然探勝路を仙谷登山口に戻るコースを選んだ。(水場と木陰が多い)


登山標識と自然林

仙谷コースは上級と書いてあるが危険な個所も無く普通のコースである、頂上まで最短コースなだけに傾斜はきつい。取りつきは写真のようなブナ、ミズナラの自然林の中、森林浴を楽しみながら谷沿いの路を登る。(写真左が登山路)

この付近はブナ、ミズナラ、トチの混生林であるが特にミズナラの巨木が多く私の好きな路である。


鎖場

 自然林を抜けると沢沿いの路になり傾斜もきつくなってくる、写真は岩場で鎖がついている所でこのあたりからは涸れ沢の岩場を登って行く。


ブナ林の路

涸れ沢が終わると、写真のようなブナ林の急なジグザグ尾根道をあえぎながら登って行く、途中下山する人数人に出合う。この登りは長くて辛い、やがて氷ノ山越からの尾根道に合流する。合流点のベンチで一休み、右にはすぐに甑岩、左手には氷ノ山越の小屋も見える。

甑岩に登り展望を楽しみ、広いジグザグ道を頂上へ向かう。夏の頂上はやはり人が少なく展望もよくない。


三ノ丸への路より頂上

頂上から三ノ丸に向かう路から見た氷ノ山頂上、東尾根の古千本、千本スギが見える。積雪時とは違い背の高い笹の中の路で展望は時々しかきかない。このあたりから見える木は全てブナ林で、頂上は西側を除き笹に覆われている。(積雪時の同位置からの写真と比べて下さい。)


三ノ丸西尾根より頂上

三ノ丸の西尾根休憩所で昼食を取り大休憩。寝転ぶと青空に白い雲が動いている、夏という感じを体で感じる。積雪期には考えられないような背の高いくま笹の道を下りて行く。積雪時にはいやな痩せ尾根を通過、急なスギ林を抜けるとリフト最上部駅である。

ゲレンデとは言えないような急斜面をジグザク下り自然探勝路に入る。夏のせいか自然探勝路は背の高い雑草で覆われ解かり難く、また倒木が路を塞ぎとても一般登山道とは言えない状態である。

この路は氷ノ山の西を巻いていく路で、スギの植林の中と沢を幾つか超える自然林の路が交互にでてくる。自然林の路はブナ、トチ、ミズナラの林を抜けて行く、沢を超える付近は岩壁も多く氷ノ山の違う一面を見せてくれる。

路は一度スキ−場に下り再び上り返す、苦しい登りを終えると水平路に変わりブナ、ミズナラの巨木が多くなるとやがて仙谷の分岐点に出る。仙谷入口まで戻り冷たい沢水で顔や手足を洗う。


  所要時間(仙谷入口の駐車場から)

     三ノ丸西尾根コースは出ていない地図もあります。

駐車場 → 氷ノ山頂上         1時間30分

氷ノ山  → 三ノ丸頂上          1時間

三ノ丸休憩所 → 自然探勝路入口      30分

自然探勝路入口 → 仙谷入口        1時間

                              GORO−


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