氷ノ山・三ノ丸その1(テレマーク・スキー)

2000年3月18日

鳥取県八頭郡若桜町・兵庫県宍粟郡波賀町

わかさ氷ノ山スキー場 ⇒ 三ノ丸 ⇒ 氷ノ山頂上 ⇒ 三ノ丸 ⇒ 坂ノ谷スキーコース ⇒ ヤマメ茶屋


スキーリフト終点

鳥取県若桜町の「わかさ氷ノ山スキー場」の一番手前のリフト「樹氷第二リフト」に乗り、もう1台リフトを乗り継ぎ写真のゲレンデ最上部に着く。バックの山は扇ノ山である、かなり高度を稼いでいるのが実感できる。

ゲレンデの最上部は傾斜が急でとても滑れるとは思えない、現に滑った跡は無い。リフトの番をしているおじさんが今日は海が見えると言っていた、直前に一人三ノ丸を目指して登っていったそうだ。すぐにまた5〜6人のグループが登ってきた。今日は合わせて10名ぐらいが山に登る客であろう。


西尾根を登る

 リフトはスキーを履いてないと乗れないので、終点でスキーを脱ぎザックに付け身支度を整える。ここからは樹林帯の急登をつぼ足で30分ほど登る。我々はスノーシューを持参したがつぼ足の方が登りやすいのでザックに付けて登る(結局スノーシューは必要無)。写真は上部の狭い尾根で気を付けながら登って行く。雪庇が少し張り出している所もあるが、慎重に進めば問題は無い。


県境尾根

 30分ほど急登を頑張るとブナに囲まれた大雪原の入口に着く、ブナの霧氷が美しい。ここで小休止、スキーを履き三ノ丸に向かう。(氷ノ山頂上で出会った単独行の人は、旧の戸倉峠から写真の県境尾根を登ってきたそうだ所要時間約8時間)


西尾根より氷ノ山頂上

 西尾根の大雪原をスキーで登ってくると、左に近くなった氷ノ山が望まれる、頂上小屋まではっきり見える。前回と違い今日は快晴で汗ばむほどで春を体で感じる。


西尾根から三ノ丸

 写真の真中のピークが三ノ丸である、櫓も見えるがまだまだ遠い。周りには人が見えない快晴の大雪原を快適に登って行く。天気は快晴でブナの霧氷が溶かされ枝から落ち、下の枝の霧氷にぶつかりガラスの様な音をたてて落ちていた。


三ノ丸西尾根の大雪原

 三ノ丸の西尾根を振り返る、末端のブナ林が見えるがあそこからスキーを着け登って来た。バックの山は白いピークが兵庫県第二位の三室山である、右手後方が第三位の後山だと思われる。


頂上と三ノ丸

 左手が氷ノ山頂上で右手が三ノ丸である、三ノ丸の櫓、鳥取県の休憩所が見える。あと一息で三ノ丸に着く。今日の大雪原は先々週のようなコブは無かったが、氷状の雪面と柔らかい雪面とが混在しており急ブレーキがかかることもあった。しかし何度見ても感動する広大な雪原である。


鳥取県の休憩所

休憩所の屋根の上に三ノ丸の櫓と、その右手に兵庫県の波賀町の避難小屋の屋根が見える。三ノ丸まではもうすぐだ、リフト終点より約1時間で三ノ丸に着く。戸倉のヤマメ茶屋からは5時間あまりかかるのに1時間で着いてしまうとは楽チンな!省体力コースである。

その2三ノ丸から頂上へに続く


リフト終点(徒歩) → 雪原入口    30分

雪原入口(スキー) → 三ノ丸頂上   30分

    三ノ丸頂上  → 氷ノ山頂上   1時間

    氷ノ山頂  → 三ノ丸頂上   50分

       三ノ丸頂上  → 坂ノ谷林道(登山口)  50分

坂ノ谷林道(登山口) → ヤマメ茶屋  50分

                              GORO−


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