氷ノ山・三ノ丸その2(テレマーク・スキー)

2000年3月18日

鳥取県八頭郡若桜町・兵庫県宍粟郡波賀町

わかさ氷ノ山スキー場 ⇒ 三ノ丸 ⇒ 氷ノ山頂上 ⇒ 三ノ丸 ⇒ 坂ノ谷スキーコース ⇒ ヤマメ茶屋 


頂上への道より三ノ丸

 三ノ丸から頂上を目指す、ここまでは下りで気持ち良く滑れる振り返ると三ノ丸の櫓がもう遠くなっている。三ノ丸の山容は氷ノ山の頂上と酷似している、兵庫県側(左側)は大雪原で鳥取県側(右側)は急に落ち込んでいる、まるで北アルプスの白馬岳のようである。


氷ノ山頂上への雪原

 氷ノ山頂上までは小さなアップダウンが続く、コースは左の白い尾根をたどり右に頂上を目指す。尾根の左右にはブナの樹氷が美しく、山頂の斜面右手に古千本のスギ林が見える。写真には写っていないが大屋町の東尾根避難小屋もはっきり見えている。


雪庇の尾根道

 頂上へは小さなアップダウンでいくつかのピークを越えて行くが、この尾根道には雪庇が見られる。快晴の尾根からの展望は近くのブナ林から遠くの山々まで素晴らしくよく見えた。


氷ノ山の大雪原

最後のピークを越えると、頂上へ続く大雪原が広がっている。頂上は左のピークで避難小屋が見え千本杉も確認できる、スキーでは右に大きく廻り込み大雪原の登りをジグザグにコースを取る。

帰りには大斜面の滑降が楽しめるが、やはり登りはきつい。


氷ノ山頂上

左に頂上の避難小屋と尼工ヒュッテが見える。真っ青な空と真っ白な大雪原のコントラストが美しい。最初は避難小屋で1泊の予定を立てたが、天気予報で明くる日が雨だったので日帰りに変更した。

山頂の避難小屋でラーメンとおにぎりの昼食を取り、食後のコーヒーまで楽しんで1時間あまり休憩して三ノ丸に引き返した。


東尾根を見下ろす

頂上から東尾根の大雪原を見下ろす、古生沼と古千本のスギ林が見える。昨年は横行渓谷からこの東尾根を登ったが(大段平コース)天気が悪くホワイトアウトの危険にあった。97年に5人が死亡されたのは写真の左側に間違って降りられたのかも知れない、右は大雪原が続くが左は急傾斜で氷ノ山国際スキー場に落ちている。


鉢伏山とハチ高原スキー場

 頂上から鉢伏山、瀞川山とハチ高原スキー場を見下ろす、スキー場には雪がいっぱいあるのにスキー客は少ないようである。リフトが動いているのも見えるが人はあまり乗っていない。バックの山々は三川山、蘇武岳が霞んでいる、春、特に午後はやっぱり湿度が高いのか?黄砂の影響なのか?眺望はきかない。


頂上より三ノ丸

 氷ノ山頂上より見る三ノ丸(正面)と登って来た西尾根(右)。昨年の春の写真と比べて見ると積雪の多さがよくわかります。帰りは頂上の大斜面を南西に下り写真の右から続く白い尾根をたどり三ノ丸まで約50分かかった、三ノ丸から大雪原を滑りブナ林を林道まで滑り降りる。今回は前回で様子が分かっているので50分で林道に出た、林道から更に50分でヤマメ茶屋、着いたのは16時半であった。


リフト終点(徒歩) → 雪原入口    30分

雪原入口(スキー) → 三ノ丸頂上   30分

    三ノ丸頂上  → 氷ノ山頂上   1時間

    氷ノ山頂  → 三ノ丸頂上   50分

       三ノ丸頂上  → 坂ノ谷林道(登山口)  50分

坂ノ谷林道(登山口) → ヤマメ茶屋  50分

                              GORO−


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