リベンジ三ノ丸(氷ノ山)(テレマーク・スキー)

2000年3月4日

兵庫県宍粟郡波賀町

三ノ丸の大雪原・避難小屋・ヤマメ茶屋・坂ノ谷林道・ブナ原生林 


坂ノ谷コースから三ノ丸入口

1ヶ月前に坂ノ谷コースを三ノ丸を目指したが、雪の状態が悪く登山道入口まで行けずに林道を引き返した。今回は再挑戦である、雪は前よりはるかに多いがスキーにくっ付かず前回の半分の時間で冬の坂ノ谷スキーコースの取り付き尾根入口に着いた。

入口付近は傾斜がきつく時間がかかる、カラ松林、ミズナラ林を抜けブナ林に入ると登山道の中間点である。ブナの木がだんだん疎らになって、写真の三の丸に続く大雪原の入口に着く、最後のきつい登りを頑張れば見渡す限りの大雪原である。


避難小屋と三ノ丸頂上櫓

 三ノ丸の避難小屋は昨年のように半分埋もれている、写真中央が三ノ丸頂上の櫓(やぐら)である。この櫓は古く30年前にはもうあった、氷ノ山頂上にも櫓があったが今は避難小屋と銅板をはめ込んだ方位盤に変わっている。櫓は傷みがひどく、長い年月風雪にさらされて耐えてきた歴史を感じる。

 小屋には14時20分着、ラーメンとおにぎりで遅い昼食をとる。登り始めて4時間半強であった。


厳冬の西尾根

三ノ丸頂上から見る西尾根、多くの人達はこの尾根の末端の鳥取県春米のスキー場のリフトの終点からこの西尾根を登り三ノ丸、頂上を往復して戻るか、戸倉の我々が登ってきたコースを降りる。

今日坂ノ谷コースから登ってきたのは我々二人だけでしたが、登りの途中で4人、三ノ丸到着時に10人ぐらいの団体さんとすれ違ったがいずれも春米からの人達であった。


鳥取県の休憩所と西尾根

 西尾根を登ってくると休憩所にでる、夏にはリフトは利用出来ないがワサビ谷コースとして静かな山行が楽しめる。写真の左に大雪原が広がっている。


氷ノ山頂上を望む

今日は曇りであいにくの天気であるが、時折雲が晴れ氷ノ山頂上が望まれた。昨年はよく晴れて頂上の避難小屋まで確認出来たが今日は見えなかった。時々晴れ間ものぞき幻想的な一面を覗かせた。

 


三ノ丸の大雪原

三ノ丸の大雪原は写真のように風によるコブがあり滑り難い、しかし立山の弥陀ヶ原を思い出させる大雪原が感動的である。到着時にはガスっておりホワイトアウトの危険もあったが、昼食後の下山時には見とおしがきき安心して滑り降りることが出来た。ここでホワイトアウトになれば遭難の危険もでてくる。97年に5人が死亡された時の捜索看板が林道途中に残っているのが思い浮かんだ。


大雪原を滑る

夏には背より高いクマザサで覆われているこの三ノ丸の斜面も今は一面の大雪原である。誰もいない大雪原を滑り降りる、ガスはブナ林の周辺まで降りてきており幻想的なブナ林を下手なスキーで悪戦苦闘を繰り返し林道まで降りてくる。林道を滑りヤマメ茶屋へ着いたのは17時半であった。


ヤマメ茶屋 → 坂ノ谷スキーコース取り付き    2時間半

坂ノ谷スキーコース取り付き → 三ノ丸頂上     2時間

三ノ丸頂上   →  ヤマメ茶屋          2時間

 ※雪の状態により大きく変わる。今回は2月初めの半分の時間で登れた、やはり3月上旬がスキーには最も良い時期と思われる。スキーは苦手という向きには3月下旬になれば輪かん、スノーシューの必要も殆どなく、堅く締まった雪上をドンドン歩いて行ける。4月中旬までがシーズンか?連休ぐらいまで残雪あり。

                              GORO−


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