石槌山(愛媛県)西日本最高峰

2000年8月13日

愛媛県西条市〜周桑郡小松町〜上浮穴郡面河村

弥山・天狗岳(標高1,982m)・南尖峰・面河渓・土小屋・石槌スカイライン・修験の山・原生林


土小屋駐車場より石槌山

 宇野港を0時10分に宇高国道フェリーにのり1時間で高松へ着く。国道11号線を松山に向かい国道33号、494号を走り、夜も明けた4時半頃に石槌スカイライン入口駐車場に着き仮眠。

 7時にスカイラインのゲートが開き土小屋(標高1,492mイヨクニ)に着く、土小屋には石槌神社、宿泊所食堂などがある。石槌山は西条市側からロープウェイで成就を経ての登山が表登山コースと呼ばれる。

 土小屋で昨夜コンビニで買った朝食を取り身支度を整え、舗装の車道から分かれ北西へ緩やかな尾根を登り始める。


鶴ノ子ノ頭?より山頂岩尾根

 土小屋からの登山道は山頂までは4.6Km、山道はなだらかな水平道がウラジロモミ、五葉松の林の中に続いている。写真は最初の休憩ベンチ(鶴ノ子ノ頭?)から見た頂上である。。

 ここから先も瀬戸内海が見え隠れするブナ原生林の中なだらかな登山道が続く。四国の山は修験の山が多いのか、原生林が切られていないので美しい森が多く残っているように思った。


山頂を望む

 土小屋から1時間20分ほどで、山頂の岩稜の下を右に巻き山の肩に出る、ここで西条市側(石槌ロープーウェイ経由)からの道と合流する。写真はその手前の山頂岩稜(東稜)を巻く道(横道)より見上げる、右端が弥山、その左が天狗岳、最左が矢筈岩である。


二の鎖を登る

 西条市側との合流点には鳥居があり、二の鎖小屋(売店・宿泊可)もある。ここからは48mの頑丈な鎖を登って行く。(巻き道もあるが一般的には下山時に使用する)

 登りきったところにトイレと小屋があるが小屋は閉鎖しており、ここから続く頂上までの三の鎖も工事中で巻き道を弥山へと向かう。

 弥山頂上には石造りの祠と石室があるがいずれも工事中であった。(来年完成予定)祠の前では白装束の信者の方が一人祈りを続けておられた。(一般的にはここが頂上と思われている)大きな頂上岩の上では大勢の人が休憩や食事を取っておられた。


天狗岳(頂上)

 弥山から見た天狗岳(石槌山の頂上)。弥山から続く東稜の少し険しい道を登り頂上を目指す、頂上には石灯篭が置いてあり360度の展望が楽しめる。付近は原生林で秋の素晴らしい紅葉が想像できる。


南尖峰?のピーク

 天狗岳のさらに先に写真のような岩のピーク南尖峰?がある。ピークから振り返ると天狗岩、その向こうに弥山が見える。さらに東稜岩尾根は次のピークに続いている。


最後のピーク

 この稜線は別名シャクナゲ尾根と呼ばれる、写真のピークで昼食と大休憩をとる。右には原生林に覆われた面河(スカイライン起点)へ続く尾根と面河渓谷、左は登って来た土小屋とスカイラインが、振り返ると天狗岩、その向こうに弥山が見える。

 この最後のピークを越えるとシャクナゲの多い岩尾根が続き、最先端には今にも崩れそうな細長い岩が並ぶ墓場尾根と呼ばれるところで東稜は終わっている。 


所要時間

 7月13日(日)  晴れ

     土小屋 − 西条市からの分岐点   1時間20分  

     分岐点(二の鎖)− 頂上(弥山)      30分

     弥山−天狗岩−南尖峰−墓場尾根      30分

     下山                1時間30分

                                 GORO−


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