冬の上高地・中央アルプス千畳敷
2000年1月14〜16日
長野県南安曇郡安曇村
上高地:標高約1510m・釜トンネル・大正池・田代池・穂高岳・焼岳 千畳敷:標高2600m
駒ケ岳P.Aから南アルプス
昨年インターネットで探したKA.N.T.Aというツアーで早春の上高地を訪れたが、今年は冬の上高地ツアーに歩くスキーで参加しました。14日は快晴で中央自動車道からは、南アルプスがよく見えた。写真は駒ケ岳P.Aから見た南アルプス、左から甲斐駒、千丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、塩見岳、赤石岳。中央アルプスも越百岳、空木岳、宝剣岳が美しかった。
中央自動車道の小淵沢インターまで行き、八ヶ岳、富士山、南アルプスを見に行った。残念ながら写真には写っていなかったが、北アルプスの穂高岳、槍ガ岳、鹿島槍、五竜岳、白馬岳も見え、日本の3000m峰の人里から見える山はほとんどが眺められた。この日は最高のドライブ日和でした。
大正池より穂高
釜トンネルの中は暖冬の影響であろうか昨年春にあったトンネル上部からの長い大きなツララも無く、道路床面も凍っていなかった。トンネルを抜けると道は凍っており大正池まで注意しながら歩く、ここからスキー又はスノーシューで参加者23名は田代池、梓川の左岸を通り河童橋を目指す。
写真は大正池から望む穂高である、雲が少しかかっているが昨年よりは良い天気である。しかし今年もまた昨年に続き積雪が記録的に少ないらしい。
大正池より焼岳
昨年とは違い抜けるような青空で、焼岳の噴煙まで確認できる。大正池では相変わらず鴨が餌を求めて鳴きながら人に寄って来る。また、大正池の先では猿が数匹姿を見せ川の藻を食べていた。夏ではあまり考えられない光景である。
田代池から穂高
写真で有名な田代池から見た穂高の吊尾根が輝いている。夏に見る吊尾根とは違い厳しい冬の顔をしている。写真目的の人達が大勢、雲が切れるシャッターチャンスを待っておられた。
我々は正午に目的の河童橋に着き、昼食を取り梓川右岸の、岳沢の登り口付近の湿原の雪原まで行き散策を楽しみました。(昨年の春は左岸を明神の途中まで夏道を散策した。)
梓川右岸より六百山・霞沢岳
帰りはガイドの人から自信の無い人は道路を帰り、滑りたい人は道路の反対岸のアドベンチャー・コース?を滑って帰るとの提案があったが全員アドベンチャー・コース?を選ぶ。
大正池の下流の橋を焼岳の方に渡り、梓川の道路の反対側をスキーで下降するが、ヤブこぎありキツイ斜面ありのアドベンチャーコース?を滑って、梓川を渡渉し釜トンネル出口のスノーシェルダーの所までスキーを履いて帰ってくる。
私は急斜面の林の中を扱い難い長いスキーで何回も転びながら人にも助けられ悪戦苦闘、さすがにここではスノーシューの方が短く扱い易いので楽そうである。しかしスキーを脱げばもぐって歩けないし、いまさら引返されないし無我夢中で皆について行く。そんなコースも宿についてみれば結構楽しく面白く、笑い話になった。宿のオーナーによるとこのコースは今までの上高地ツアーの中でも一番きつかったとの事。
千畳敷カール
翌日中央アルプスの駒ヶ根高原まで戻り駒ケ岳ロープウェイで宝剣岳の千畳敷カール標高2600mまで行く。ここの千畳敷ホテルは通年営業で交通機関も通年営業している。厳冬期は雪崩の危険がある為スキーは出来ないようだ。我々はスノーシューで千畳敷カールを散策した、中央はカールの標識でほとんど雪に埋もれている。積雪は1.5mぐらいだろうか。
駒ケ岳神社
ロープウェイの駅と一緒になっている千畳敷ホテル裏にある駒ケ岳神社の祠。96年夏にここから駒ケ岳に登り空木岳まで2泊で縦走したが、駒ケ岳頂上からのご来光を見る時に確か神社があったように思ったので、この神社はそこの分社だと思われる。
晴れ間を待ったがとうとう宝剣岳は見えなかった、冬季はバス、ロープウェイは1時間毎の運転である。
釜トンネル入口 → 河童橋 3時間
河童橋 → 明神方向へ散策 40分
※帰路はアドベンチャーコース? 約3時間半。
GORO−