三室山(三室高原より)
1997年5月18日 (春)
兵庫県宍粟郡千種町
標高1358m・国定公園・兵庫県第二の高峰・三室の滝・青少年野外活動センター
西河内より三室山
尾根のブナ林
頂上付近のブナ
頂上
三角点
頂上より氷ノ山
兵庫県第二の高峰三室山へ、三室高原から登ってきました。
登山口までは中国自動車道を利用し、山崎インターで降りる。
山崎から千種へ走る、千種からは後山、日名倉山、そして三室山の登山口が
あり、またスキー場もある。
特に登山口の表示はないが、三室の滝を左手にみてしばらく行くと、右手に
三室高原入口の看板があり右に入り、地道を少し行くと左に立派な管理セン
ターがある。道を挟んで駐車場及び登山届けを書く所(無人休憩所)があり
ここに車を置き、林道を歩いて行く、右手にカシワ?の美林があり見事である。
林道を詰めると、右に水源タンクがあり木に小さな「三室山登山口」標識
がある。薄暗い杉の林の中を登っていくと、沢と合流しやや左に曲がりながら
急登が続く、沢の中を少し進み左へ沢を渡りすぐ右手にとり登って行く。
(ここは分かれ道があるので注意して、右手へ登ること。)
また杉林の急登が続く、そのうち見晴らしがよくなり、後山、日名倉山が望ま
れる。
再び杉の林を登って行くと、大きな岩が両方にありここから広葉樹の林に入
る。岩の間の登山道を登っていく、途中で岩道と巻き道がある、岩道を行くと
管理センター、三室高原、千種川(河内)の眺めが素晴らしい。
このあたりから根曲がり竹とブナの林の中を登る。ここは雪が少ないのか
ブナの幹はコケもなく美しいが、大木は無い。
まもなく頂上に続く尾根に入る、ここのブナも美しい、今ブナは柔らかな生
まれたての若葉を付け太陽の光をいっぱい受けいれようとしている。
すぐに頂上に着く、ここからは戸倉峠をはさんで氷の山が素晴らしい。
双眼鏡で見ると氷ノ山の小屋と三の丸の小屋が重なって見え、ブナの林も
千本杉もなつかしく見える。氷ノ山南面が手に取るように見える。
この登山道は頂上で行き止まりである、それだけにこれより北側周辺の山々
の原生広葉樹林はよく残っている。赤西、音水渓谷に続く尾根も見事である。
双眼鏡で原生林を眺めると、浅い緑が目に鮮やかで幻想的であった。
それに比べ南側は林道の爪痕が痛々しく、針葉樹の植林がほとんどである。
前回来たときは、頂上付近は雑木が茂り見晴らしは良くなかったが、今日は
背の高い雑木は少なく天気もよく、最高の気分であった。
所要時間
登り 約2時間
下り 約1.5時間
GORO−