小城のブナ原生林(兵庫県指定天然記念物)

1997年7月19日

兵庫県美方郡村岡町

地元の人に聞いても道が無く、一般的ではありません。

標高約600m・小城48滝小城渓谷・矢田川源流・山田渓谷・三川山


小城48滝がある渓谷

水が豊富な渓流で、源流に広葉樹の森があることが容易に

想像できる。ブナ等の広葉樹林は魚を育てる、私も渓流釣り

に出かけていたが、今考えるとそんな渓流に多く通った。

今も私だけが知っている?貴重なヤマメがいる渓流がある。


山田渓谷入り口にある案内板

村岡から香住へ行く途中の山田渓谷の入り口にある案内板で、

写真の「案内図」と書いてある下にブナ原生林(天然記念物)

と書いてあるのが解る、しかしこれ以降はブナ林にも案内は無

い。このような天然記念物では地図にも載せないほうがよい、

地図にあれば私のように何も知らずに行く人がいると思う。


小城集落の八坂神社のブナ・イタヤカエデ

こんなところにと思われる山の頂上近くに小城集落があった。

この写真の木はその集落の一番奥の八坂神社にある「村岡町民の木イ

タヤカエデ」である。写真の木の間にある白い杭にそう書いてある。

奥がその木で、手前は変形ブナ、いずれも老木であろうと思われる。


全山がブナ

比婆山のような独特の雰囲気を持つブナに覆われた山で、こんな

小さな山がいくつかあった。小城を知ったのは「但馬の巨木」と言

う図書館で借りた本と、兵庫県発行の地図に載っていたからである。


表紙のブナを見上げる

表紙のセブンスターと比較した写真のブナを、下から見上げた写真で

この木は一般的な形であったが、老木を思わせる比婆山のような太く

て高さは無いが、枝を四方に不気味に広げた形のブナも多く見られた。


ブナ林の中

ここのブナ林はササの下生えはなく、クロモジ等の低木が生えていた。

またミズナラの木も少なく、純林にちかく雑木が若干生えていた。また

林は写真のような細い木の一次林から比較的太い木が多い原生林があった。

ここがあまり人に知られず、ブナが静かに大きく育つように願い山を下りた。


  所要時間

今回は一般的でないので、所要時間は紹介致しません。

                              GORO−


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