早春の扇ノ山(姫路コース)

1998年4月4日

鳥取県八頭郡郡家町

標高1309.9m・氷ノ山後山那岐山国定公園・加藤文太郎・ブナ原生林


埋もれた標識

扇ノ山へ続く河合谷林道を進むと、展望台のだいぶ手前の昨年と同じ所で雪にはばまれた。上地コースの方へ行こうとしたが、国府町の境の峠のキャンプ場で雪が現れた。もとの姫路コースへ戻って登り始める、雪はかなり多く残っていて苦労しながら登っていった。

写真は頂上手前0.6kmの本尾根にある標識で、ほとんど埋まっている。後ろはブナの原生林。


姫路コース尾根より頂上小屋

頂上避難小屋は、いつもはこのあたりからは見えないが、クマ笹が雪に埋もれ、ブナが葉を落としているので珍しく眺められた。

この尾根の東側は切れ落ち、西側は緩やかなので登山道は西面をたどって行く。この尾根から見る氷ノ山等の山々は北面が見えるので、雪がかなり多く残っている。


雪庇の尾根道

頂上手前の尾根道、雪庇の残骸が張り出している。冬の尾根道のきびしさをかいま見た。「姫路コース」は足跡は無く、いつのものか解らないが「かんじき」の蹟がうっすらと残っていた。


埋もれた頂上のベンチ

頂上は雪で覆われ、写真のように「ふるさとの森コース」側のベンチがかろうじて出ている、たしか奥の左側、向こう側に計4つあったと思う。もちろん三角点、標識も埋まっていた。盛り上がった部分が三角点付近?。

頂上には「河合谷コース」からの登山者二人がおられた。2時間ぐらいの行程だと言われてた。姫路コースも無雪期は1時間程度だが、今日は2時間近くかかった。「ふるさとの森コース」には足跡は無かった。


畑ヶ平方面を望む

頂上付近から見た、ブナ林と遠く白い畑ヶ平高原を望む。まだ春浅く深い雪に覆われたブナ林は以外と小さく見え、まだ冬の厳しい表情を残していた。天気は最高であったが春霞で展望はあまり良くなかった、期待していた大山も見えなかった。


頂上から氷ノ山

 頂上から氷ノ山方面、戸倉への尾根が右に長く伸びている、2週間前の氷ノ山登山を思い起こした。


頂上小屋前

頂上避難小屋の風上は写真のように雪が無く地面が見えている。おそらく風が強く小屋にあたり舞うため雪が飛ばされるのであろう、標識等も同様でその部分のみ雪が掘れている。写真右の黒い棒は標識の頭の部分である。


  所要時間

    林道(登山口) → 頂上          約2時間

    頂上     → 林道(登山口)      約1時間

     車で姫路コース入口まで。

  

                              GORO−


     姫路城                  

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