船通山(鳥取県日南町からのコース)

1997年6月30日

鳥取県日野郡日南町・島根県仁多郡横田町

標高1,142.5m・鳥髪の峯・斐伊川源流・八岐大蛇・須佐之男命・イチイの巨樹


船通山の案内図


ブナ林の中の頂上への道

登山道は沢を遡る「健脚コース」と尾根を登る一般コースがあり

今回は沢沿いの道を登っていった。上部のコース合流点では「金明

水」でのどを潤し、最後のジグザグの急登の階段道を登っていく。


天然記念物の大イチイ

尾根に出ると木さくに囲まれた二本のイチイ(一位)の巨樹がある。

この木は国の天然記念物で樹高5.4m、根回り8.3m、枝回り全周77.5m

樹齢推定2,000年で世界最大という。写真は根回りであり全体は大きすぎ

て入らない。これは須佐之男命(スサノオノミコト)が植えたとの伝説がある。


ブナの大樹

この付近のブナは根からすぐに多くの枝に分かれているものが多い。

林はブナ、ミズナラの古木が目立つ、登山道から離れた所にブナの大樹

が多く写真が取れないのが残念である。下は笹が覆っている林である。


山頂の石碑

その昔、この山に住む八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を須佐之男命(スサノオノミコト)

が退治し、大蛇の体内から天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)が出現したと伝

えられ、山頂には命を祭った石の祠と「天叢雲剣出顕之地」の石碑がある。


山頂より比婆山

船通山は独立峰のため、ササ原の広い山頂からの展望はさえぎるものは

何もなく、360度の展望が楽しめる。 また春はカタクリの群落が有

名で、白い可憐な花が咲くそうだ。今はアザミ、ツツジが咲いていた。


  所要時間

    駐車場 → 山頂       約1時間

    山頂  → 駐車場      約40分

    

                              GORO−


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