別山(白山)(千振尾根から別山往復)

1998年10月25日

石川県石川郡白峰村

標高2,399.4m・千振尾根のブナ原生林・白山の展望コース・市ノ瀬キャンプ場・白山国立公園・白山温泉・白峰温泉・手取川・白水湖


白山本峰

市ノ瀬キャンプ場にテントを残し千振尾根を登って行く、初めて白山本峰が見える。御前峰、剣ヶ峰、大汝峰、釈迦岳が青い空に美しい、3年前の夏以来の白山である。今年の紅葉は芳しくないと毎年来られる登山者の方が言っておられた。


光のスポットを受けるブナの尾根

ブナ帯を抜け千振尾根上部から見るブナ原生林の紅葉。天候は曇りで時々雲間から光が差込み紅葉を浮かび上がらせる。写真中央を横切っている紅葉の尾根が千振尾根である。


千振尾根上部から白山

 千振尾根上部から見る白山、頂上付近は雲に覆われているが別当出合から砂防新道、観光新道が望まれる。


別山

千振尾根避難小屋手前から見る別山。写真左が南竜ヶ馬場から白山本峰に続く尾根、左のピークが御舎利山その右のなだらかなピークが別山である。避難小屋から別山頂上まで1時間40分苦しい急な登りが続く。半分以上の登山者はこの避難小屋までで紅葉見物、キノコ取りが目的の人が多い。避難小屋からの白山(表紙の写真)の眺めは素晴らしい(今回は雲がかかって残念)。


別山神社と白山への尾根(北方向)

別山頂上から見た別山神社と御舎利山、白山へ続く尾根を見る。静かな頂上からはアルプス方面が見渡せたが遠望はかすみ著名な山の識別はできなかった。尾根の左(海側・登ってきた方)からはガスが発生し展望はきかなかった。


頂上から白水湖・三方崩山(北東方向)

頂上から庄川上流の大白川ダム(写真中央の水色部分)の白水湖、左は三方崩山(2058.8m)である。庄川水系で有名な御母衣ダムは写真右の奥の方にある(尾根で見えないが)。


頂上から三ノ峰方面(南方面)

頂上から三ノ峰、二ノ峰、一ノ峰方面。この尾根道は石徹白道(南縦走路)と呼ばれ、白鳥町の石徹白から白山への昔の信仰登山路である。このあたりの尾根には写真のように小さな池が点在している、千振尾根にもいくつか見かけた。今ではアプローチが長すぎて歩かれることは少ないが、昔の行者はこのような小さな池に水を求め山中で何泊かして白山の本峰へ向かったのであろう。なおこの石徹白道の入口に伝説の「石徹白大杉」(国指定特別天然記念物)の巨樹がある。


  所要時間(市ノ瀬キャンプ場から)歩数計 37,000歩

キャンプ場 → 千振尾根避難小屋         4時間

避難小屋  → 別山頂上          1時間40分

同ルート下山                3時間40分

    温泉情報   今回行ったフィジック白峰

           市ノ瀬キャンプ場近く白山温泉(永井旅館別館)

                              GORO−


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