広戸仙(爪ヶ城山)(那岐山連山)
2000年7月23日
岡山県勝田郡勝北町
標高1100m・爪ヶ城跡・矢櫃城跡
声ヶ乢の登山口
那岐山連峰の一番西に位置する爪ヶ城へは声ヶ乢という峠にある、乢(タワ)とは「たわむ」という意味で岡山県に多いが多紀アルプス(兵庫県)にもある。富山県では剣岳に多い「窓」と同じ意味で山の稜線がたわんでいることを指す。声ヶ乢にちょっとした駐車場がありすぐに写真の登山口になっている。
ここにも滝山同様「まむし注意」の札があちこちにある。ここからつづら折りの広い登山道を登って第一展望台を目指す。
峠からの登りなのですぐに稜線になり日本原から吹き上げる風が気持ち良い。夏でもそんなに暑くない登山道である。
第二展望台から
第一展望台は日本原が一望出来る見晴らしの良い所で、今回は勝北町役場内の産業振興課観光係行きのアンケートはがきが置いてあった、驚いたことに切手が要らない本物のはがきでした。(もちろん提出する予定です)。
また登山道の脇と休憩所に6箇所以上の水だめとバケツがあり登山道の整備も行き届いているのに驚きました。水だめは防火用水なのでしょうか、それとも?
第一展望台からすぐにトイレがある第二展望台に着く、写真はこれから登って行く広戸仙の稜線で、これからが本格的な稜線歩きになる。
北の展望
第二展望台から見た北の展望、奥津川(加茂川)源流の山々である。角ヶ仙、花知山、泉山等の山塊である。
ここから岩峰がある所までは、快適な稜線歩きが出来る。
滝山と那岐山
岩峰手前の稜線から見る手前の黒っぽい滝山とその向こうに双耳峰の那岐山が見える。写真のようにこのあたりは原生林が多く美しい山肌である。
岩峰は広戸仙頂上の西面を正面に見えるちょうど良い休憩所である。ここから少し下り最後の頂上への登りとなる。
日本原を見下ろす
爪ヶ城跡の三角点(三等)あたりから見おろす日本原。那岐連峰では広戸風という北風が強く日本原を見るとあちこちに防風林が見える。このあたりでは各家に防風林があるらしい。
広戸仙頂上
広戸仙の頂上は狭く大きな岩がいくつか重なったような所である。頂上から双眼鏡で那岐山を見ると頂上と西のピークの鞍部にあるコンクリートの建物、西のピークの休憩所も見える。
所要時間
登り 約2時間半 (頂上まで)
下り 約1時間 (声ヶ乢まで)
GORO−