剣山・次郎笈(徳島県)
2000年8月14日
徳島県東祖谷村〜木屋平村〜木沢村
剣山(標高1,955m)・次郎笈(標高1,929m)・剣神社・見ノ越・西島・奥祖谷かずら橋
剣山頂上より一の森
石槌山から下山し、国道494号を走るが林道のような悪路なので時間がかかるので国道33号に出る、途中で見つけた越智温泉で汗を流し、高知市手前の伊野インターから高知自動車道に入る。大豊インターで降り国道32号を経て国道439号へ入る、この道も悪路で京柱峠までが悪い(後で解かった事だが国道32から祖谷渓有料道路経由439号が正解であろう)。439号を剣山の見ノ越へ向かう。
見ノ越へ着いたのは21時過ぎで、Uターンして第二駐車場に車がいないのでテントを張る。翌朝、見ノ越駐車場(標高1420m)へ車を置き剣山登山リフト(7時始発)に乗り西島(標高1750m)に着く。ここから最短コース(40分)で頂上を目指す。
頂上付近はシコクザサ(写真:背が低い笹)を守る為に大山頂上の様な木道が整備されている。頂上三角点は石積みに埋もれて頭だけが出ていた。
頂上より次郎笈
頂上三角点付近より見る次郎笈(標高1929m)笹の斜面が美しい。柵の右手が頂上石積みである。
剣山頂上
写真は木道から見た頂上三角点の石積み。頂上付近は高原の様相で、360度の展望であるが朝にも係わらず雲が多く遠望はきかない。木道の東と西の先端には展望所のように広くなっているので、ここで大休憩、寒いので雨具をつけて寝転んで地図やガイドブックを見たり朝寝?を楽しむ。
写真右の指導標識は下山ルートで、我々はここを下り西島へ向かったが、途中の次郎笈への分岐点で時間も早いので次郎笈へ登ることに変更する。
次郎笈への道より剣山
写真は次郎笈への道よりの剣山頂上(右のピーク)。道はシコクザサ(クマザサと違い背が低く見晴らしが良いので快適)の中をどこまでも続いている。
次郎笈頂上
次郎笈の頂上を目指す(写真)。ここは分岐点で右に行けば四国で一番美しいと言われている三嶺(1893m)へ向かう縦走路である。(14Kmで7時間ぐらいはかかるようだ)
この頂上で昼食を取る、頂上からは剣山、三嶺が見え四国も山ばかりの島であることを実感する。
剣神社御神体岩
西島へ向かう途中に写真のようなマーライオンのような奇岩があり剣神社(岩の左手に屋根が見える)と名水がある。(この岩はライオンが空に吠えているようだ)
リフトの西島駅は観光客で溢れていた。我々は西島から遊歩道で見ノ越まで歩く、遊歩道はブナの原生林の中をゆっくり下っている、ブナやミズナラの巨木も多い、又出合う人も少なく静かな森歩きが楽しめる。やがて見ノ越にある神社に下りついた。
剣山の森は石槌山と同様修験の山の為に伐採を免れ原生林、巨木が多く豊かな森が残っていると思う。剣山も石槌山と同様原生林が多く秋の紅葉は素晴らしいと思う、秋にもう一度行ってみたい山々である。
所要時間
7月14日(月) 晴れ時々曇り
見ノ越駅 − 西島駅(リフト) 15分
西島駅 − 頂上(剣山) 40分
剣山 − 次郎笈 40分
下山 1時間30分
GORO−