蝶ヶ岳(上高地−横尾−蝶ヶ岳−長塀山−徳沢)

2000年10月7〜9日

長野県南安曇郡安曇村

蝶ヶ岳標高2664.3m・槍穂高連峰展望台・上高地・徳沢・横尾・北アルプス中部山岳国立公園

     1日目 平湯温泉のオートキャンプ場(泊)

  2日目 上高地−明神−徳沢−横尾−蝶ヶ岳(泊)

  3日目 蝶ヶ岳−長塀山−徳沢−明神−上高地


河童橋より穂高

 今年の冬(1月)以来の上高地、山はすっかり色付き秋一色の岳沢と穂高。昨年の夏の穂高−槍縦走を懐かしく思い出しながら美しい眺めを楽しんだ。秋の上高地は何年ぶりだろうか。


明神岳・前穂高岳

 梓川河原から見る明神岳、前穂高岳。上高地から明神、徳沢を過ぎ横尾に向かう、さすがに連休で横尾まではかなりの登山者、観光客で賑わっていた。ほとんどの登山者の8割以上は横尾から涸沢へ向かう、残りは槍沢から槍ヶ岳へ、ごくわずかの人が蝶ヶ岳へ登って行く。


屏風岩と槍・南岳

 横尾から急な路を蝶ヶ岳へ登って行く、槍見台付近で見えた槍ヶ岳と南岳。一番左は前穂高北尾根の末端である屏風岩。ここから約1,000mの行程差を登って行く。蝶ヶ岳は槍・穂高連邦の展望台であり一度登りたいと思っていたが、空いているローカルな山なので連休の登山には向いていると思って出かけてきた。


穂高連峰

  樹林帯の間から見える穂高連峰。右から前穂高岳(頂上が少し平たい)、奥穂高岳、涸沢岳そして北穂高岳。紅葉まっ盛りの登山道を登って行く。


槍・穂高連峰

やっと稜線に飛び出す、目の前には想像通りの大パノラマである。曇り空ではあるが雲が高く展望は結構きく。昨年の夏に縦走した槍穂高連峰が一望できる。

左から霞んでいる御岳山、乗鞍岳、霞沢岳そして明神岳、前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、大キレット、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳。


蝶ヶ岳稜線の紅葉

稜線は写真のようにハイマツの緑と低木の紅葉のコントラストが美しい。しかし稜線は天気の崩れの影響か強風で体温を奪われかなり寒い、雨具を着けないと耐えられない。

展望は良く浅間山、遠く富士山、南アルプス、中央アルプスの山々が望まれた。


蝶槍と常念岳

 蝶ヶ岳(三角点)から見た蝶槍(ハイマツに覆われた手前のピーク)その向こうに大きな常念岳が望まれる。常念岳は槍ヶ岳から見た姿が美しいが、ここからの常念は少し間延びしたように見える、一番美しいのはやはり安曇野から見た正三角錐が私は好きだ。


蝶ヶ岳ヒュッテと常念岳

蝶ヶ岳ヒュッテに宿泊する、やはり連休でかなりの人が泊まっておられた。夕方から小雨になり翌朝出発するときも雨具を着けて歩き始める。

下山は稜線を離れ長塀山の長い樹林帯の中の路を下る、最初はあちこちに小さな池がある尾根の道であるが徳沢に近づくほど傾斜は急になり膝が笑い出す頃にやっと徳沢の広場に飛び出す。


  所要時間(仙谷入口の駐車場から)

上高地 → 横尾            3時間

横尾 → 稜線(蝶ヶ岳)     3時間10分

蝶ヶ岳 → 蝶ヶ岳ヒュッテ      30分

ヒュッテ → 長塀山        30分

長塀山 → 徳沢          2時間

                              GORO−


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