八甲田山の樹氷(青森県)
2023年2月18日
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ロープウェイ山頂駅と岩木山
青森到着翌日は晴天の予報で迷うことなく出撃決定、ロープウェイは9:00が始発なのでチケット売り場そして乗車の順番待ちの列が長く2020年と同じ。やっと頂上駅に着き屋外に出ると気温は-7℃風も強く体感温度は-10℃以下と思われた、遠くに岩木山まで見えて最高の天気でした。
青森駅前の常宿ホテルに宿泊、朝1番の8:00のバスでロープウェイ駅に向かう、到着は9:00。バスは1日2往復しか無く復路は三内丸山遺跡でも降車可能。
駅の近くの案内板
八甲田山はいくつかの火山の集まりの総名称である、範囲が小さいが大雪山と同じである。この辺りは北八甲田と呼ばれている。
樹氷の根元は風によりえぐられている。
赤倉岳、井戸岳この右に大岳が連なっている、右手から日本海からの湿った強風が吹き付けアオモリトドマツの木に付着して樹氷へと成長して行く。
この辺りでスノーシューを履きストックを使いながら雪原を3時間近く散歩する、2重の長靴+ホッカイロ、ウレタンの手袋、靴下を履いているが風が強く寒い。
樹氷の森
山の北斜面に風があたるので南斜面には樹氷が乱立している、他方向の斜面では霧氷が多く樹氷にはならないようだ。
井戸岳と大岳」
八甲田山の酸ヶ湯は大岳の右手にあり全国一の積雪量で有名である、この日は365cmであったが本日2月26日は421cmである。
陸奥湾と青森市
ロープウェイ山頂駅近くからは陸奥湾と青森市が望まれる、青森市も真っ白で積雪80cmで駅前付近でも道路の両側には150cmぐらいの雪壁が出来ている。
手前に樹氷、奥は霧氷の森
これは北斜面であるが手前は尾根を越える風で樹氷が発達しているが、奥は風が弱いので霧氷に留まっているようです。霧氷は木の枝の形が解る程度に雪が付いている状況で、樹氷はスノーモンスターと言われるように枝も解らないほど木全体が雪で固められている状態である。
大岳と酸ヶ湯方面
若い頃はテレマークスキーで氷ノ山、扇ノ山(兵庫鳥取県境)、大山、上高地、乗鞍高原に何度も行ったが、年齢には勝てず今ではスノーシューが安全で楽しい。スノーシューは鉄道の撮影にもたびたび使用していたが今回久しぶりの3時間のスノーシュートレッキングであった。
南方向に見える櫛ヶ峯
今日は土曜日で風は少し強いが耐えられる状態で多くの人で賑わっていた。樹氷が成長するには地形が大きく係わり蔵王山や八甲田山が有名であるが兵庫県でも厳冬期の氷ノ山東尾根でも見られる。
赤倉岳の樹氷群
赤倉岳のこちらの斜面は強風がまともに吹き付けるところで、青森トドマツの林が樹氷群になっている。ちなみに山形県と宮城県の県境である蔵王山の樹氷も青森トドマツである。