飯山線(豊野〜越後川口)

2004年3月2日

 2004年3月1〜6日に豪雪地帯の、信越本線・飯山線・只見線・磐越西線・米坂線の貨物列車とラッセル車を撮りに行きました。その時の下車駅、車窓、貨物列車、ラッセル車、普通列車その他の記録です。

 

飯山線・上越線  戸狩野沢温泉駅 森宮野原駅 足滝駅 ・小出駅 水上駅


戸狩野沢温泉駅

  長野のホテルを8:00に出て8:31発戸狩野沢温泉行で9:36着。ここで降りて列車を撮影し、11:01発に乗る。(列車写真は別UP)  列車交換であったが上り長野行はスキー客で混んでいた。下りは地元の人が多く空いている。

  この駅名も「戸狩」であったが、少し駅から離れている(バス20分)が有名な「野沢温泉」を昭和62年に組み入れた。

  飯山線は豊野駅〜越後川口駅間で信濃川沿いに長野県、新潟県の豪雪地帯を走る。全線が非電化単線区間である。


森宮野原駅構内

  森宮野原11:38着下車、乗ってきた下り気動車が出発して行った。豪雪地帯なので左に除雪車が係留してある。県境はこの先すぐにあり新潟県の最初の駅が足滝。


森宮野原駅構内

  飯山線のほぼ中間に位置する駅でほとんどの列車がこの駅で交換する。交換した上り戸狩野沢温泉行がトンネルに入って行った。

  


日本最高積雪地点の標柱

  森宮野原駅構内にある「日本最高積雪地点」の標柱、頂部にある赤線が最高点で7.85メートルで昭和20年2月12日に記録されている。(写真を拡大して下さい)長野と新潟の県境の駅でもある。


新築中の森宮野原駅舎

駅舎は新設中で工事が行なわれている。何か郷土資料館か温泉とかが同居した駅になりそうである。

駅前の食堂で昼食をとり、次ぎの足滝駅まで約五キロ長野、新潟の県境を越える計画で歩き始める。


長野-新潟県境

  森宮野原駅は県境にあり長野県の森集落と新潟県の宮野原集落の名前が合成駅名となっている。駅を出て国道117号を信濃川沿いに歩いて行くと宮野原橋で信濃川を渡る手前が県境になっていた。道路標識は真っ直ぐ行けば小千谷、十日町である、左折し上野方面に信濃川沿いに歩いて行く。


信越国境の石碑

  分岐からすぐに道の傍に「信越国境」と描かれた古い石碑が忘れられたようにあった。こんな発見をした時歩いていて良かったと思う。


雪深い山村

  このあたりは新潟県津南町であろう?。ゆっくりと歩きを楽しむ。


飯山線トンネル

  飯山線も県境のこの付近はトンネル、スノーシェルターが多い。飯山線は無電化単線、豪雪地帯でもあり信号ケーブルも地中に埋められているようで昔のように本当に線路だけが延びている。途中の大根原踏切より。


信濃川

  下足滝集落にある足滝駅が分かり難く、上足滝集落まで行き過ぎ地元の人に聞いて引き返す。飯山線は信濃川沿いに敷設されている。

  信濃川は北アルプス槍ヶ岳を源流に梓川、高瀬川、奈良井宿からの奈良井川を集め犀川となる、一方浅間山、蓼科高原を源流に小諸を経て流れてきた千曲川が長野市で犀川と合流し信濃川となって途中越後川口付近で魚野川を併せ新潟市付近で日本海へ注ぐ大河川である。


足滝駅

  それでも駅は分かり難く、少し焦る。駅へ通じる登りのつづら折れの小道は雪で覆われわずかな踏跡を深い雪に足を取られながら登って行くと駅が現れた。この駅を利用する人は殆ど居ないと思われる。写真左奥を登って線路を越えると駅のホームの端に出る。新潟県に入った最初の駅である。


足滝駅に到着した上り

  14:02発の戸狩野沢温泉行がやって来た、私が乗る列車は下車した森宮野原駅でこの列車と交換し14:12にやって来る。珍しく乗客が一人降りられた、聞くとここで折り返しのため降りられたようで、10分後の同じ下りの列車に乗り込んだ。


足滝駅からの眺め

  足滝駅から集落を見下ろす、中央黒っぽいのが信濃川の土手で三本木が生えている所が対岸である。


気動車内

   戸狩野沢温泉発のこの列車は写真のようにガラガラで座席が横を向いている、瀬戸大橋線のように観光客用であろうか?、向いている方向に信濃川が眺められる。朝長野から乗って来た2本の列車は普通の一人掛けの向き合い座席であった。


民話に出て来るような民家

   足滝の次ぎの駅の越後田中の近くに見えた、昔話に出てくるような民家?があった。(右手木の向こう側)


夕暮れの水上駅構内

   十日町で29分間停車、越後川口に15:41着、上越線に乗換え今日の宿泊地小出駅に向かうが、時間が早いのでそのまま終点の水上駅17:24着、小出へ折り返す。水上まで来ると東京が近い実感がわく。右の国鉄色の電車は接続の17:35発高崎行の電車。

 上越線は高崎〜宮内間で全線複線電化されている、この線も山越えで長い清水トンネルを抜ける為、ループ線になって急勾配に対応していたので途中の土合駅、湯檜曽駅の上りホームは地上にがあるが、複線化され後から出来た下りホームはトンネルの中にあり、土合駅ではホームと駅本屋とは328メートル(462段の階段)と14.2メートル(24段の階段)の連絡通路で結ばれている。 


夜の小出駅

  上越線から只見線が分岐している小出駅、明日は只見線朝一番5:36発に乗る。雪が降り続き明日はラッセル車に会える事を期待する。写真はホテルからの夜の小出駅、只見線は写真最奥のホームから出る。

  小出の駅前は繁華街から離れている為(写真右手上が繁華街)何も無い、この日は駅前食堂が定休日しかも雪も降っているので、ホテルで販売しているレトルトカレーご飯付きとカップ麺で夕食。


 【2日目】2004年3月2日(火)

  長野 8:31発→戸狩野沢温泉 9:36着(列車撮影)11:01発→森宮野原 11:38着(昼食:徒歩散策)→足滝 14:12発→十日町 14:45着−15:14発→越後川口 15:41着 15:46発→水上 17:24着−17:46発→小出 19:21着(泊)

 

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