初夏の北海道の旅(その4 知床岬)

2004年6月25〜26日

2004年6月17日〜7月5日の初夏の東北・北海道へ貨物列車・一般列車を撮りに行きました。その時に、白神山地、北海道岬めぐり、大雪山黒岳、富良野…等に立ち寄った北海道各所の記録です。

鉄道写真では無く番外編です。襟裳岬・知床岬・納沙布岬・宗谷岬・美瑛&富良野・釧路湿原・サロベツ原野・大雪山黒岳・白神の森・北金ヶ沢の大イチョウ…(順不同)をUPして行く予定です。

  釧路→納沙布岬(根室)→開陽台(中標津)→自然とみどりの村キャンプ場(羅臼)→知床峠→熊の湯→自然とみどりの村キャンプ場(泊)→カムイワッカ湯の滝→知床大橋→ウトロ港→観光船で知床観光→知床斜里→美幌→北見(泊)


尾白鷲

  知床の代表的な鳥、オジロワシ。流氷と共にやって来る鳥だと思っていたが、一部住み付いているものもいるようだ。観光船の案内の人もこの時期には珍しいと言われていた。船が近づくと飛び立ったが羽を広げると大きな鳥だった。観光船上から撮影。

 


ヒグマ

   これも観光船からの撮影、春と秋が一番見られる確立が多く70%ぐらいだそうだ。


親子ヒグマ

  2匹の子グマを連れた親熊、この日は観光船上から3ヶ所でのヒグマが撮影出来た。観光船は大型と小型があり小型の方が海岸に近づけるので、海岸線の滝も熊も肉眼で確認出来る程、しかし船が近づくと背を向け山に帰って行くようだ。


中標津から知床へ

   中標津の地球の丸さが実感出来る開陽台(別UP)から知床を目指す、左に見える山並が知床連山。北海道らしい、どこまでも直線の道路が果てしなく続き対向車も殆ど無くスピードを押さえるのに気を使う。この日は珍しく超快晴。6月25日。


知床半島

  国後国道335号線から根室海峡を挟み知床半島を望む。オホーツクの海は冬はどす黒いが、この日の青さは素晴らしかった。25日


羅臼岳

  知床横断道路の知床峠(740m)手前から見た夕日を浴びる羅臼岳。11〜5月は通行止めで「日本一開通期間の短い国道」。25日


国後島

  知床峠より夕暮れの根室海峡に浮かぶ北方領土の国後島が見え、「知床旅情」が自然に口ずさめた。この後オホーツク海に沈む夕日を撮影、熊の湯露天風呂に入りキャンプ場へ戻る。キャンプ場は熊の湯の近くに国設があるが混んでいるようだったので空いている羅臼峠近くの「自然とみどりの村」でテントを張ったが、私を含めたった3張りであった。


知床連山

   明くる朝、再び知床峠を越え知床五湖へ向かう、観光バスが多く駐車していたので引き返しカムイワッカの滝に向かう事にする。五湖付近の道路から見た知床連山、カムイワッカの滝へは未舗装の林道を走る、車が多く土ホコリがすごい。26日


知床の海

   カムイワッカの滝に行く途中で海が見えた。壮大な景色が圧巻!


カムイワッカ湯の滝

  林道に縦列駐車し、温泉が流れている沢を遡り有名な温泉滝壷のある場所へ向かう(写真)。ここへ来るのにはやはり草鞋が日地用だと思った、シーズン中は草履のリースがあるらしいが、今日は無く裸足で沢を昇る。裸足では滑りやすいので何か濡れても良い履物の準備が必要である。途中で車のキーを落した気の毒な人が居られ気を付けながら遡行するが見当たらなかった。温泉に入りたかったが観光船の時間が決まっているので引き返す。


オホーツク海

  知床大橋近くの林道から見たオホーツク海、観光船が見えている。


知床大橋

  一般の車が行けるのはここまで、知床大橋を渡りきったところにゲートがあり錠がかかっている。帰り道林道を走っているとヒグマが横切った、熊独特の走り方が印象に残った。さすが知床!


観光船

   ウトロ港から予約していた「ゴジラ岩観光」の3時間コース¥8、000円コース、H.Pのパンフを印刷して持参すると1割引の特典があったので予約しておいた、クルーザーに乗りこみ最初の観光である「かっぱえびせん」に集まるカモメ。


知床半島海岸線

   「ゴジラ岩観光」不思議なネーミングだと思ったが、ウトロ港にゴジラに似た岩があった。その観光船に乗り岬を目指すが、知床のスケールに圧倒される。奇岩、壮大な滝は数えられない程ある。

  「兵庫の滝めぐり」の友人にUPして頂いた「知床海岸線の滝群」を是非御覧下さい。


知床半島海岸

  写真の海岸線の右の方に青い屋根と白い滝が見えています。写真を拡大すれば雄大な知床が実感出来ます。


知床半島海岸

   漁船と番屋、戸川幸夫氏の小説「オホーツク老人」を思い出す光景が広がる、番屋は水確保の為か滝、沢の近くに作られているようだ。


知床半島先端

  ここが知床半島の先端、本当の知床岬である、知床埼灯台も見えるが今まで見てきた景色と比べると意外に平穏な先端である。


知床半島海岸

  これも番屋、数多くの番屋が見られる、道らしきものも見え、現に海岸線を車が1台走っていた。もちろん一般車は通行禁止区域である。


知床半島海岸

  岩陰にひっそり立つ番屋。


知床半島海岸

   知床の海岸を遠くから見るのと近づいて見るのでは大違い、知床は来年「世界遺産」登録を目指している。


知床半島海岸

  海から見た知床連山、手前の断崖を巡る観光船であるが帰りに遠くから見てみると知床の雄大さに改めて感動。


知床半島海岸

   上の写真の断崖部分である、断崖から無数の滝が落ちている。

  下船後、オシンコシンの滝を訪問したが観光バスが多く人の波にもまれる滝見となった。時間も遅くなったので網走をバイパスして北見に向かう。<続く>


 

   

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