ナキウサギ2(然別湖)
2016年07月16日
然別湖周辺
然別湖のナキウサギ
ナキウサギは北海道の1000m以上の標高が高い場所に住んでいます、氷河期から住んでいて温暖化で高山に追いやられたようです。暖かい道南には住んでいないそうです。 英語名ではpika、ピカチュウの語源か?チュウはねずみであるが?
然別湖のナキウサギ
北海道でも800m以上の北見山地、大雪山系、十勝連峰、日高山脈、夕張山地周辺に生息しているようです。
然別湖のナキウサギ
冬も冬眠せず積雪の下で夏に溜めておいた草を食べているとのこと。冬場は積雪が多い高山帯なので人間は立ち入れない場所である。
然別湖のナキウサギ
大きさは約15〜20cmほどで、巣は、夏でも通気性がよく、捕食者からの逃げ場にも最適な、大小の岩が積み重なったガレ場にあります。岩の下は涼しく暑さの苦手なナキウサギには最適の場所と思われる。
食事中のナキウサギ
ナキウサギは植物、キノコ、高山植物の花などを食料にしているそうです。
然別湖のナキウサギ
GWに初めて行った然別湖の宿でナキウサギの事を聞き翌年夏に行ったのですが、ここのナキウサギは警戒心が薄いのか結構姿が見られ写真も撮れた。
食事中のナキウサギ
食事は植物で冬眠しないので秋には食料を貯め込むのに忙しいようです。天気の良い日には貯めた植物を天日干しする習性があるとか。
然別湖のナキウサギ
北海道でも大雪山系、夕張芦別岳、日高山脈と大きく3カ所に分れ、動く範囲が狭いのでそれぞれに特徴があるようだ。望岳台の物とを比べて頂いたら毛色が若干違うのが解ると思います。
然別湖のナキウサギ
こんな貴重なナキウサギも天然記念物には指定されていないようです、指定すれば開発の障害になるとか?人間は勝手な生き物ですね。
鳴いているナキウサギ
ナキウサギは「ピィ」とかん高い声で鳴く、鳴き声はガレキの外に出て来た時が多いので撮影のチャンスである。なかなか鳴いてくれないのでじっくりと長時間待つ必要がある。