石北貨物:10月8日 (中越信号〜常紋〜金華)
2004年10月8日
8557レ・8556レ DD51 1160(未更新)+1146(未更新)
9559レ・9558レ
DD51 1088(更新) +1168(未更新)9061レ・9062レ
DD51 1067(未更新)+1152(更新)PP運転石北本線 下白滝〜丸瀬布(林道俯瞰)・上越信号場〜奥白滝(高速俯瞰)・中越信号場〜上越信号場(浮島IC俯瞰)・常紋150KP・151KP
8557レ 下白滝〜丸瀬布
丸瀬布道の駅で5:30に東京からのまりも207さんと待ち合わせ。さっそく丸瀬布林道の大俯瞰場所へ案内して頂く、ここで撮影したのはこの日3人で静かな撮影だった。朝日がようやく線路に当たる頃1本目の貨物が未更新重連満コンでやって来た。今回も未更新重連の幸先良いスタートであるが??前回は青が……。 晴 6:53 撮影。
秋の石北が見たくて、いつもの高速フェリーで小樽、いつもの旭川のネットカフェ、温泉で時間潰しをして丸瀬布道の駅へ向かう。今回は風来坊さんの掲示板で知り合った東京のまりも207さんと現地で待ち合わせ、2日間にわたり俯瞰場所を案内して頂いた。
8557レ 下白滝〜丸瀬布
朝日に輝き紅葉の山懐を遠軽に向けひた走るDD51重連。この勇姿を見られるのもあと1週間、それ以降はPP運転となるようだ。 晴 6:54 撮影。
石北重連貨物は季節列車で、8月に1本が運転開始、2本目が8月の後半、3本目は10月から運転される。前回お盆の頃に来た時に現地の同業の方にJR北海道へ運転委託されていたこの貨物がJR貨物に戻されると聞いたのが始まりで、その後10月15日のダイヤ改正から重連運転がPP運転に変わるとの情報が伝わる。
9559レ 上越信号場〜奥白滝信号場
次ぎの俯瞰は通称「高速俯瞰」、旭川紋別自動車道(現在は一部開通のため無料)ノリ面からの撮影。峠の紅葉は最盛期で、列車を待つ時間も飽きもせず眺めていた。写真のような晴天で気持ちが良い、空気がうまい。 晴 9:37 撮影。
ここへ行くのが結構大変で、熊が出そうなところを歩いて行き高速道路の盛り土ノリ面から撮影する。この時は我々の他に1名おられた。
9559レ 上越信号場〜奥白滝信号場
列車の編成がどうにか収まる程度の紅葉の隙間から2本目の列車がやって来た。列車の中央付近の白い標識の所は工事をしているらしく小屋が少し見えている。 晴 9:37 撮影。
9061レ 中越信号場〜上越信号場
通称「浮島IC俯瞰」、上記の高速俯瞰の峠を越えた上川側で、高速道路はまだ工事区間であり浮島ICが出来る予定地の高速道路上から撮影する。写真中央、遠くから3本目の貨物列車(PP運転)がサミット(峠)を目指して登って来る。 晴 11:59 撮影。
9061レ PP 中越信号場〜上越信号
初めて見る石北PP貨物は新鮮でしたが、見ようによっては単機牽引貨物と同じように見える。 晴 12:00 撮影。
9061レ PP 中越信号場〜上越信号
ここの線路際には木が多く、初心者の私にはスッキリした写真は撮れなかった。 晴 12:01 撮影。
8556レ 常紋150KP(金華〜生田原)
上り貨物で時間的に唯一撮影可能な8556レ、金華を出発S字カーブの連続で常紋サミットを目指す勇姿を憧れの常紋150KPで撮影。この日は20名近い人が山の斜面に並ぶ賑やかな撮影となった。 晴 14:57 撮影。
8556レ 常紋150KP(金華〜生田原)
紅葉が盛りの150KPを未更新重連がゆっくり登って来る、日も当たり最高の舞台。 晴 14:58 撮影。
8556レ 常紋150KP(金華〜生田原)
歩くようなスピードで眼下を通り過ぎる。晴 14:58 撮影。
この一週間は常紋の賑わいもピークであったように思う、最後の勇姿を見ようと全国からDDファンが終結したようだ!
8556レ 常紋150KP(金華〜生田原)
常紋を目指し煙を上げ頑張るDD重連、やはり未更新の煙はスゴイ!。 晴 14:59 撮影。
この後未更新重連を追って殆どの方が車へと急ぎ山を下って行った。私達はここに残り安国駅で交換してやって来る3本目のPP貨物を待つ。全国でも珍しい重連貨物の交換は今となれば前シーズンで終了してしまった。今シーズンの3本目の列車が運転開始からPP運転になったためである。
9061レ 常紋150.5KP付近(金華〜生田原)
ちょうど1時間後、待っていたPP貨物がやって来た。日は傾き列車に日は当たらなくなっていた。 晴 15:58 撮影。
明日、明後日は土日なので3本目の貨物は運休(ウヤ)なので、どうしても撮りたかったこのPP貨物。
9061レ 常紋150.5KP付近(金華〜生田原)
先頭車付近にはまだ日が当たっている金華は近い。PP運転だとどちらが前か一見しただけでは解からない。 晴 15:59 撮影。
9061レ 常紋150.5KP付近(金華〜生田原)
ブレーキのきしむ金属音を残しながら、ゆっくり峠を下って行った。 晴 15:59 撮影。
今日の撮影はこれで終了、夏場と比べれば撮影時間はかなり短い事を実感、恐るべし「秋のつるべ落し」。生田原のノースキングで宿泊、温泉に入りエリンギのステーキを食べてビールで二人だけのオフ会をする。
【重連石北貨物について】
石北貨物は北見から、道内で収穫された生鮮野菜(玉ねぎ、ジャガイモ等)を秋から春にかけて本州に輸送する臨時貨物列車である。石北トンネル、常紋トンネルで二つの峠を越えるためDD51機関車が重連で運転されている。臨時なので春〜夏は運休で秋〜冬〜春の運転中でも土・日は本数が減るようである。
北海道内ではDD51形機関車の1.5倍の出力を持つ新型の電気式ディーゼル機関車DF200形(通称レッドベアー)が多くなり、機関車2台で牽引する重連が少なく、又石北本線が走る四季折々の大自然の中を走行するDD51に魅せられて本州からも多くの鉄道ファンが撮影に来る。
特に常紋トンネル付近は狭い谷筋を走りS字カーブの連続で撮影ポイントも多い、また大自然が残っているだけに春〜秋にはヒグマが出没し、冬には大雪、また
幽霊が出るトンネルと話題がいっぱい。昨年まではJR北海道に運転委託をしていたJR貨物が2004年10月15日のダイヤ改正から自前運転に戻るようだ。それに従いスイッチバックの遠軽駅での機回し要員を削減する為に
PP(プッシュプル)運転になった。改正前は重連を撮影しようと全国からファンが集まり大盛況であった。もっとも昔はPP運転だったようである。メニューに戻る