白神山地のマザーツリー(17年前の姿)
2004年6月02日
2004年6月17日〜7月5日の初夏の東北・北海道へフェリーに載り車で貨物列車を撮りに行きました。その時に、白神山地、北海道岬めぐり、大雪山黒岳、富良野…等に立ち寄った北海道各所の記録です。
アクアクリーンビレッジANMON(暗門)
西目屋村の白神山地を横断する県道16号線の入口にあり暗門渓谷に近い場所でANMONと名付けられていると思われる。ここから津軽峠に向かうが、この日はあいにくの雨模様であった。
日本海フェリーで敦賀港を24時過ぎに出航して秋田港に着いたのは早朝5時頃であったと記憶している、秋田港で貨物の撮影を終え、大館で列車を撮り青森に向かった。
ブナ林の新緑
ブナの新緑が美しい、私はブナが大好きなので古いHPでもブナを紹介しています。兵庫鳥取の県境の扇ノ山のブナの新緑、氷ノ山の厳冬期のブナ、大山の新緑ブナ。
津軽峠(西目屋村側から)
アクアビレッジ暗門から20分ぐらい走ると日本海方向の青池へと下る津軽峠に到着した、写真中央はバス停でバスの方向転換の場所のようだ。
現在のこの周辺は見違えるようになっていて道路も舗装され駐車場、立派な山小屋風のトイレが建っているようです。
マザーツリーへの道
左はマザーツリーへの小径、右はアクアビレッジ暗門への小径で5.5Kmと以外に近い。フキが生えているが北海道のように巨大なフキは無いようだ。
マザーツリー(台風影響前)
白神のシンボルと言われるマザーツリーは樹齢400年、樹高30m、幹回り4.65m、胸高直径1.48mの巨木であった。ブナの樹齢は300年以上、寿命は400年と言われています。
マザーツリー(台風影響前)
この巨木は2018年(平成30年)の台風21号が9月4日深夜から5日未明にかけて青森県を通過した時の暴風により、樹高30mあったが地上9mのところで幹が折れ落下してしまったようです。かつてミロのビーナスと似ているとも言われていましたが、今はこの雄姿は見られず残念です。毎日新聞の記事。
※現在2021年1月でもGoogleストリートビューでは2年前の台風影響前の画像を見る事が出来ます。(時間が経てば更新されるかも知れません)
平成30年の台風21号は記憶に新しいが関西国際空港では暴風で航空燃料タンカーが関西国際空港連絡橋に衝突し一部破損した関西中心に大きな被害が出た台風である。
津軽峠付近にある標識
世界遺産の核心部地域の入山についての注意標識があった。かつて西目屋村のブナの里親制度の募金もした事がありました。(白神山地のブナの植樹のための制度でしたが世界遺産になり必要が無くなり現在はありません。)
津軽峠(鯵ヶ沢町側から)
峠を越えて県道26号線を更に進むと青池を越え日本海に通じる白神山地を横断する道であるが、ここから日本海までが山岳道路でありカーブが無数にあり砂利道で道幅が狭い道路です。
車の運転に自信の無い方は通行せず、アクアビレッジ暗門から5.5Km歩いて行った方が安全ですが、ツキノワグマに注意する必要があります。
ニホンザル
訪れた日は小雨模様で誰にも出会う事なく、多くのニホンザルに見送られ峠を引き返した。昨年(2020年)は下北半島の世界で最も北に生息していることから北限のサルと呼ばれている猿に出会いました。