只見線(小出〜会津若松)
2004年3月3日
2004年3月1〜6日に豪雪地帯の、信越本線・飯山線・只見線・磐越西線・米坂線の貨物列車とラッセル車を撮りに行きました。その時の下車駅、車窓、貨物列車、ラッセル車、普通列車その他の記録です。
只見線 小出駅 大白川駅 只見駅 本名駅 会津川口駅 会津若松駅
小出駅
小出5:36始発に乗る、前夜は雪が降り続け結構積もっていた。乗客は私一人だけ。次ぎの小出発は13:12まで無い。
只見線は小出駅〜会津若松駅間で新潟県、福島県の豪雪地帯を走る。全線が非電化単線区間。近世まで「人跡稀れ」と言われたような秘境?を走る、田子倉ダムに代表される大規模な電源開発と尾瀬へのアプローチで知られる。今でも大白川〜只見間の国道252号線は冬季通行止になる(豪雪による雪崩の危険?)、その為小出〜只見間の列車が廃止にならないとか?。小出〜大白川間は信濃川支流の魚野川沿い、只見〜会津坂本間は阿賀野川支流の只見川沿いを走る。
大白川駅で交換
まだ明けきれぬ6:21大白川駅で列車交換6:44発車まで約20分停車。乗客の姿は無く通票を持った駅員さんが一人、静寂の中にディーゼルエンジンの音だけが響く。只見線では昔通りに列車の安全運行のため通票が残る珍しい線区。県境は大白川〜田子倉間のトンネルの中にある。
田子倉付近の渓流(列車内より)
大白川から只見の間に田子倉湖に面した田子倉駅があるが冬季は停車しない。駅は二つのトンネルに挟まれる位置にありシェルターに覆われている為展望はきかない。只見線は破間川(魚野川支流)の渓谷を縫って走る。
只見駅
只見駅 7:16着写真は大白川方面、通票を持った乗務員が駅舎へ向かわれている。ここでもホームに乗客はいない。発車は7:21。
ラッセル車と交換(只見駅)
ここではラッセル車DD15 46 と交換、前夜の降雪で予想通り出会えた。(只見ラッセル車別UP)
乗ってきた列車を見送る(本名駅)
本名駅7:58着、会津川口で乗換えても良いのだが列車の走行を撮るため下車、入広瀬〜只見間の渓谷美がもう一度見たいので小出へ折り返す。乗客のいなくなった1番列車を見送る。
ちなみに再び小出13:12発の列車で再び通った時は、数人の方が降りられ写真を撮られていた。
本名駅(ほんな)
ここで8:15発小出行の列車を約20分間待つ。駅はもちろん線路1本の無人駅である、待合室には地元の人が駅の清掃等のお世話をしているのでJRからの感謝状が掛けてあった。2回目に通った時は実際に清掃、雪かきをされていた。
本名発電所のダム(列車内より)
本名〜会津越川間で車内より撮影。只見を過ぎると川幅が広くなりダムがあちこちに見られる。
只見川(列車内より)
会津大塩〜会津横田間で車内より撮影。只見線は会津○○の駅前が多く38駅中17駅ある、越後○○も2駅、飯山線には6駅ある、そのため車内放送は注意しないと聞き取りにくい。
塩沢橋付近?(列車内より)
会津塩沢〜会津大塩間で車内より撮影。白鳥が来る○○と書いてある標識があったような?実際に3羽いた(ここかどうかは不明)。塩沢、大塩では昔湧水から塩を採取していたので塩が付くそうだ、近くに大塩温泉もある。
カーブした橋梁(列車内より)
只見〜会津蒲生間で車内より撮影。窓に氷が付き見え難い。
田子倉付近の渓流(列車内より)
破間川(魚野川支流)の渓谷、前夜の雪で霧氷が美しい。破間川は只見川が昔そうであったように深い渓谷を形成している。
入広瀬付近の国道橋(列車内より)
入広瀬付近の国道橋、車内より撮影。白一面の世界に赤い橋は美しい。
大白川付近(列車内より)
大白川の集落、雪深い日本の山村の風景に旅情をそそられる。
会津川口駅での列車交換
小出13:12発に乗り折り返した本名を過ぎた次ぎの駅。上越線と飯山線の分岐の駅は「越後川口」ここは「会津川口」。
只見川(列車内より)
会津水沼〜早戸間で車内より撮影、水鏡が綺麗。
只見川(列車内より)
塔寺〜会津坂下間で車内より撮影、もうすぐ会津盆地、磐梯山も見えてきた。
会津磐梯山
会津若松駅の跨線橋より磐梯山を望む、拡大するとスキー場の夜間照明が見える。
【3日目】2004年3月3日(水)
小出 5:36発→本名 7:58着(列車撮影)8:15発→小出 10:12着(昼食)11:15発→越後湯沢 11:58着−12:20発→小出 13:02着−13:12発→会津若松 17:05着(泊)