太平洋石炭販売輸送のバラ積貨物 (釧路)

20061016

  今年1月に続き訪問、今回は初めて荷降ろし先(積出港)の知人岬の石炭置場と海底炭鉱入口のナローを撮りに行った。

 

 太平洋石炭販売輸送専用線(春採湖〜知人岬)  知人岬


知人岬(荷降ろし場)

   PPPULLPUSH)の石炭列車は知人岬手前で電気指令による連結解放で半分に切り離される。前半分がまず真ん中の荷降ろし場に進んで行く。 903 撮影。


知人岬(荷降ろし場)

  石炭の小山の中へ後半分も推進運転で進んで行く。 905 撮影。


知人岬(荷降ろし場)

  貨車の排炭扉の開閉も自動化され極限までコストダウンされている太平洋炭鉱。 905 撮影。


知人岬(荷降ろし駅)

  後から推進で入った方が先に出て来る、もう半分の列車も出口まで出てきているのが見える。 910 撮影


知人岬を出発

  二つの車両は元のように連結され春採駅に戻って行く、この間10分余り驚く程早い。 913 撮影


背高ナロー

   一人乗り込んだら一杯になるミニ電気機関車、丸太で出来た柱に架線が張ってある、安全のため?人間の背の高さより高い位置に架線があるので必然的にパンタは長くなって背高となっているようだ。ナローは今も現役で海底の炭鉱へ物資を運んでいるらしい。 821 撮影


 この炭坑の特徴はいくつかあり、まず太平洋の海底から採炭していること。また可能な限り自動化され、世界一機械化の進んでおり、その技術は世界から注目されています。石炭は何キロにも及ぶベルトコンベアで春採(ハルトリ)という地区の鉱業所に集められます。これを積出港である知人(シレト)まで鉄道輸送しており、貨車も自動化が進み、自動積降また機関車からの電気指令で連結解放や任意の貨車の排炭扉の開閉も出来るらしい。

 

  現在は太平洋炭坑はコールマインと名前を変え研修設備となり海外の研修生を受け入れ採炭実習が行われているとか?石炭は主に苫小牧の北海道電力火力発電所と、木更津の川埼製鉄千葉工場で使用されているようです。

 

メニューに戻る