新緑の氷ノ山(ブン廻しコース・ホードー杉を見に)

1998年5月23日

兵庫県養父郡関宮町

ホードー杉・ハチ高原・大平頭・赤倉山・布滝頭・不動滝・布滝


大平頭登りより高丸山・鉢伏山

今日は大平頭1171.5m東尾根に自生する巨樹ホードー杉を見るのが目的である。ハチ高原に車をデポし、高丸山1070.1mを目指し登って行く、高丸山の南の尾根に出る。そこから尾根を南に氷ノ山方面を目指す、すぐに小代越に着く、なお尾根を進んで行くと草原も終わり、いよいよ大平頭の登りにかかる。ここからは樹林帯の登りになる、昨年遭難された5人の捜索願がまだブナの木に残っている。

少し登ると、右手にほとんど字が消えた壊れた白いブリキの標識がある、この標識をよく見ると鉛筆で小さくホードー杉への分岐らしき事が書いてある。疑いながらもこの脇道へ入ってみる、ブナの森を進んで行くと小沢にでる、小沢を越えたり沢の中の不明瞭な道を進んでいく。沢の中の解らなくなった道?をしばらく進むと、右手上の林の中にスギらしきものが見えた。林に上がってみると県の天然記念物の標識があった、これだ!。ホードー杉は林を丸く切り開いたところに悠然と立っていた。氷ノ山の頂上小屋も木の間から見える。出発からほぼ一時間杉を示す標識は無く不安な行程である。(巨木名鑑UP中)


布滝コル付近より扇ノ山

氷ノ山越から小豆ころがしを下山する時にある布滝の最上部、布滝頭1264mと大平頭との最低部(布滝コル)。大平頭には立派な避難小屋がある、これを越えると道は痩せ尾根を布滝コルまで続く、これを越えると赤倉山は斜面をトラバースする道に変わる。トラバースが終わるとかつて地蔵堂があった氷ノ山越に着く。


氷ノ山越より氷ノ山頂上

氷ノ山越は避難小屋、ベンチがありここで頂上方面、春米大久保方面、鉢伏山、これら方面への交差点である。今日はここから頂上を往復し、初めて大久保方面通称「小豆ころがし」を下山した、ここは小豆を転がしたら止まらない程急な道と言われる。

昨年秋の鳥取県側から登った紅葉の氷ノ山にある同じ写真と比較して見て下さい。


不動の滝

加藤文太郎が利用したことで有名な地蔵堂を過ぎてしばらく下ると、登山道から「不動の滝?」が見える、この上に「くの字滝」が木の間から少し見える。本当の不動の滝は登山道からは見えないらしい。


布滝

登山道から見た「布滝」落差65mもあるらしい。垂直の滝でなくすべり台のような滝である。もう少し下った所に滝を見る橋と遊歩道(登山道の迂回路)がある、どちらを通っても同じで途中で合流する。下山したところはキャンプ場になっている。

今日はハチ高原に車をデポしたため車道を大久保まで歩き、大久保のポンプ小屋を左に入り農道を歩いた、途中から遊歩道に変わりやっとハチ高原に着いた。頂上から2時間40分もかかりました。


  所要時間 「ホードー杉」を見てその後、氷ノ山頂上、小豆ころがしを下山。

ハチ高原(駐車)→ ホードー杉     1時間     .

ホードー杉 → 氷ノ山越        1時間30分   .

氷ノ山越 → 氷ノ山頂上        1時間     .

氷ノ山頂上 → ハチ高原        2時間40分   .

                              GORO−


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