紅葉の氷ノ山
(春米より三ノ丸コース)仙谷コースより分岐三ノ丸コース−頂上−(赤倉山)−氷ノ山越−春米
1997年10月19日
鳥取県八頭郡若桜町春米
兵庫県養父郡関宮町
標高1510m・氷ノ山後山那岐山国定公園・加藤文太郎・イヌワシ・ブナ原生林
仙谷の朝
鳥取県側の春米より仙谷コースに入り、自然探勝路経由でスキー場のリフト終点付近より三ノ丸西尾根を登り三ノ丸(1464m)へ登るコースで、地図には載っていないがしっかりしたコースである。
甑岩の紅葉
今日の頂上は「波賀町の歩こう会」「関ノ宮町の紅葉登山」その他の団体登山客が多く満員の状態でした。しかし私たちの登ったコースは人が少なく、また頂上から氷の山越へ向かうコースも空いていて、頂上以外は静かな山歩きが出来た。
ブナの紅葉
写真は頂上から氷ノ山越へ向かう尾根のブナ林の紅葉。頂上付近は少し紅葉は遅く、三ノ丸西尾根のブナ林も紅葉は過ぎようとしていた。標高が低くなるほど紅葉はすばらしい色をしていた。しかし紅葉も中腹迄で、山を降りた付近のブナはまだ緑の葉を茂らせていた。
氷ノ山越より頂上
氷ノ山越は山路の交差点で、あずきころがしと呼ばれる関宮町大久保へ下る路、及び春米へ下る旧峠路、赤倉山経由鉢伏への路、頂上への路が交わっている。新しい避難小屋とお地蔵さんがある。因幡と但馬を結ぶ歴史のある峠である。
布滝頭付近より鉢伏山方面
兵庫県指定天然記念物のホードースギ(幹周11m樹高20m)を目指して、赤倉山を越え布滝頭まで足を伸ばしたが、時間切れで引き返した。氷の山越えを含め、このあたりは「孤高の人」(新田次郎著)加藤文太郎さんが好んで歩いた路である。
赤倉山より頂上、東尾根
今日は一日中快晴で、紅葉も満喫できた。この時期毎年のように氷ノ山へ来るが、人が多いしかし美しい時期なので仕方がないと思う。昨年はここで初雪を経験したことが懐かしく思い出された。
所要時間
仙谷登山コース入口〜三ノ丸 2時間
三ノ丸〜頂上 0.5時間
頂上〜氷ノ山越〜赤倉山、布滝頭往復〜コース入口 3時間
GORO−