那岐山(大神岩コース−菩提寺コース)
1997年5月10日 (春)
岡山県勝田郡奈義町
標高1240m・国定公園・菩提寺の大イチョウ(樹齢1000年)・岡山、鳥取県境
日本原から望む那岐山
登山案内図
登山道から頂上
頂上と石碑
三角点
菩提寺の大イチョウ
初めて岡山、鳥取県境の那岐山へ岡山側から登ってきました。
登山口までは中国自動車道を利用し、美作インターで降りた。
那岐山は独立峰のような感じで、国道から登山口までの道は中央アルプス
の駒ヶ根高原を走っている雰囲気であった。
道ばたの案内図をみると、岡山側からの登山口は
Aコース(菩提寺コース) 4.5K 3時間
Bコース(蛇淵の滝コース) 4.0K 2.5時間
Cコース(大神岩コース) 2.5K 2時間
の3コースがあり、一番短いCコースを登りAコースを降りることにした。
第1駐車場に車を置き林道を登っていくと、第2駐車場がありすぐ蛇淵の
滝がある。ごく普通の小さな滝で立派な展望台が設置されている。
檜の林を登っていくと、Bコースの分かれ道?が左にあった。(標識は?)
林道を横切りなお登って、明るい雑木林が現れるとまもなく8合目標識があ
り大神岩に着く、ここからの眺めも駒ヶ根に似て広い盆地が眼下に広がる。
また初めて頂上が望める、ここからひと頑張りで頂上西ピークの三角点が
在る草原に着く。立派な休憩所があるが、今日はよく晴れているので草原の
あちこちで昼食をとっておられる。
ここから頂上は目の前である、頂上からの尾根は低い灌木に覆われて遠く
から見ると草原のように見える。
頂上は小さなピークで写真のように岡山、鳥取両県の石碑がある。
頂上からは四国も見えるそうだが、春の山ではすべての山並みがかすんで
見える。ここで昼食をとり、東へと降りていく途中Bコースの分岐、那岐へ
の分岐があり菩提寺へのコースがある。途中林道へ降りるがこの林道は岡山
側へしばらく行くと途切れている。林道を横切り正面のきつい登りにかかる。
那岐山の南東1009.5のピークである。(全景写真の右の山、ピーク)
ピークを過ぎても延々と続く木の階段を、いやになるほど下りやっと菩提寺
に着く。
菩提寺には天然記念物の大イチョウがある、周囲12m、高さ45m、樹齢900
年の巨木である、一見の価値はある。
舗装道路を駐車場まで歩く、思ったより短く大きな渓が見えれば着く。
しかし残念なことにこの山でブナは全く見あたらなかった。
檜、杉の植林が目立つ、しかし頂上付近の灌木(つつじ、シャクナゲ)と
渓流沿いの広葉樹林は美しい。
またイワカガミもあった。これは高山植物のものと似ているが背が高く大
型である。
所要時間
登り(Cコース) 約2時間 (頂上まで)
下り(Aコース) 約2時間 (菩提寺まで)
GORO−