那岐山(西仙コースより東仙コース)

1998年5月4日

昨年5月には岡山県側から登ったが、今回は鳥取県側から登った。

鳥取県智頭町

標高1240m・シャクナゲ・ドウザンツツジ・ブナ林・国定公園


馬ノ背避難小屋より

鳥取県智頭町より登るコースは、西仙コースから登り東仙コースへ下山するのが一般的である。登山口までの道路が狭くわかりにくい事と駐車場がないため登山者は少ない。従って静かな山行が楽しめる。また岡山側にはないブナの林が両方のコースにある。また西仙コースは「馬ノ背」と呼ばれる痩せ尾根を登るがシャクナゲ、ドウダンツツジも自生しており目を楽しませてくれる。

写真の右奥のピークが那岐山と思われる。落葉樹と植林された針葉樹がくっきり別れている。今が新緑の一番美しい時期で濃い緑、薄い緑のコントラストが美しい。


三角点があるピークの小屋

西仙コースはこの小屋の向こう側へ登り着く。頂上の西(滝山側)の三角点があるピーク、ここは笹が刈られた広場になっており弁当を食べる場所になっている?今日は天気が良かったので岡山側からの登山者も多かった。また大山らしき山をはじめ360度の展望が楽しめた。しかし遠くの山には雲がかかり見えなかった。


岡山県側を見下ろす

岡山県奈義町を見下ろす、ため池も多く水田は田植えが始まっていた。岡山側は灌木が多く見通しが良い、昨年岡山側から登ったときはこの景色が当たり前で街に近い山との印象が強かったが、鳥取県側から登ってくると山深いところから登り始め尾根からの展望も山しか見えず、突然街が見えることが不思議で新鮮に思えた。


頂上の石碑

頂上には写真の岡山県奈義町により設置されたものと、鳥取県智頭町により設置された二つの石碑が立っている。(昨年の写真は両方が写っています。)山頂は小高い丘のようで360度の展望が楽しめる。那岐山は独立峰?で、まわりに高い山が無いため素晴らしいパノラマが楽しめる。


下山コースより頂上

尾根を東へ下り始める、振り返ると頂上、左に三角点のピ―クが見える。ここからしばらく行くと、岡山県側の渓流沿い「Bコースの分岐」、昨年下山した「菩提寺Cコース」を分け、今日は鳥取県側の「東仙コース」の尾根道を下る。


ブナ林の中の下山道

西仙コースは痩せ尾根のきつい登りであるが、東仙コースはこのようなブナ、落葉樹の広い尾根道を降りていく。写真のような木の階段が延々と続き嫌になる。しばらく行くと53号線黒尾峠に林道に出るが、そのまま登山道を下って行くと益々道は急な木の階段の連続になり膝が笑い出すころ林道にとび出す、登りには使いたくないコースである。


  所要時間 「西仙コース」から登り「東仙コース」より下山

登山口(林道に駐車)→ 馬ノ背避難小屋    40分

馬ノ背避難小屋 → 那岐山頂上        50分

那岐山頂上 → 登山口           1時間

                              GORO−


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